M―1優勝・令和ロマン 大会ルールを変えた?ほどの実力派「1年遅かったくらい」関係者が証言

M―1優勝・令和ロマン 大会ルールを変えた?ほどの実力派「1年遅かったくらい」関係者が証言

優勝トロフィーと賞金ゲットに笑顔の高比良(左)と松井

(東スポWEB)

 結成15年以内の漫才日本一を決める「M―1グランプリ2023」の決勝戦が24日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、令和ロマンが優勝。賞金1000万円を獲得した。まだ結成5年目で、30歳と29歳と若いコンビだけに“新星が現れた”と見られがちな令和ロマンだが、お笑い関係者の間では「優勝は1年遅かった」との声が上がっているという。

 今年の大会では、ファーストラウンドは1位が659点のさや香、2位が656点のヤーレンズ、令和ロマンは648点で3位に入った。

 3組で争う最終決戦は、1番目が令和ロマン、2番目がヤーレンズ、3番目がさや香の順でネタを披露。その結果、令和ロマンに松本人志、中川家・礼二、ナイツ・塙宣之、博多大吉が投票。ヤーレンズには海原ともこ、サンドウィッチマン・富澤たけし、山田邦子が投票し、4対3という僅差で令和ロマンが優勝した。

 ファーストラウンドは3位だった令和ロマンだが、これには理由がある。出場者の出番順を決める“笑神籤(えみくじ)”で、不利と言われるトップの出番を引いてしまったのだ。トップ出番で優勝したのは、実に第1回のM―1、2001年の中川家以来の快挙だ。

 令和ロマンは高比良くるま(29)と松井ケムリ(30)のコンビ。慶応義塾大学のお笑いサークルで知り合った高学歴コンビだ。今年は夏の甲子園で慶応高校が優勝したが、終了後に行われた記者会見でくるまは「僕らは大学から入ったんで、そんなに思い入れはないけど、夏は結構応援してて。ちょっと意識はしてました」と明かした。

 不利なトップ出番をものともせず優勝しただけに、文句なしの優勝に思えるが、本人たちは納得していない。くるまは、来年のM―1にも出場したい意向を明かした。

「M―1自体には出たい! 怒られるでしょうけど。でも出たいですよ!(ファーストラウンド)3位だもん。1位で終わってないんですもん。670点くらい出したい」と話した。

 最近のM―1では、2021年が錦鯉、22年がウエストランドというベテランが優勝したが、令和ロマンはまだ結成5年目。30歳と29歳という若いコンビだけに“新星誕生”と見られがちだが、お笑い関係者の間では「決勝に来るのは1年遅かった」「昨年優勝していてもおかしくなかった」との声が大半だ。

 というのも昨年の大会で令和ロマンは準決勝で敗退したが、お笑い関係者は「敗者復活戦では誰が見ても一番ウケていた」と指摘する。

「敗者復活戦は、昨年まで視聴者投票で勝ち上がりを決めていた。その結果、知名度のあるオズワルドが1位になり、決勝に進んだ。令和ロマンは2位だったが、会場にいた人は『どう見ても令和ロマンの方がウケていた』と言っていた」

 それが理由かどうかは分からないが、敗者復活のルールは今年から大きく変わった。視聴者投票はなくなり、会場の観客と芸人審査員により勝ち上がりを決める方式になったのだ。

「敗者復活戦のルールが変わったことについて、オズワルドはラジオで『オレらのせいじゃない!』と話していたけどね(笑い)。もちろんオズワルドが悪いわけじゃないけど、視聴者投票だと知名度のあるコンビしか勝ち上がらないので、批判が多かったのは事実」(同関係者)

 若いコンビとはいえ、M―1の決勝に出るのが「1年遅かった」と言える令和ロマン。今年、トップ出番をものともせず優勝という結果を残したのは、必然だったと言えそうだ。 

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