日本一のコント師を決める「キングオブコント2022」の決勝が8日、都内で行われ、結成11年目のお笑いコンビ・ビスケットブラザーズが優勝。応募総数3018組の頂点に立ち、賞金1000万円を手にした。
審査員長の松本人志(59)が「本当にレベルが高い」と喉をうならせるなど混戦を極める中、ファースト&ファイナルステージ共に出場組唯一の480点代を記録。歴代最高得点の合計963点で完全優勝を飾り、3年越しに決勝でのリベンジを果たした。
きん(31)は「みんなに憧れられる偉大なチャンピオンを目指します!」と力強く宣言。吉本興業大阪本社所属とあって原田泰雅(30)は「劇場に人が来るようになって、大阪が盛り上がってくれたら」と期待を込めた。気になるのは賞金の使い道。原田は「(昨年王者の)空気階段の水川かたまりに1万4000円借りてるんで、『優勝したから返せそう』って連絡しておきます」と笑わせ、きんは「家族に恩返しができるお金。お父さんから欲しいと言われているレクサスを」と高級車のプレゼントを約束していた。
東京進出について問われると、原田は「大阪でご飯を食べられるようになるのに10年かかったので、今から東京に出るっていうのにビビってますね」と素直な心境を吐露。「いずれは考えているのんですけど『今すぐ行きます!』というのはないですね。とりあえず大阪で」と、まずは“ホーム”での恩返しを誓っていた。