人気ロックバンド、Dragon Ashが23日、東京・国立代々木第一体育館でメジャーデビュー25周年スペシャルライブを開催した。
昨年9月から展開していた全国ツアー(25カ所25公演)の最終公演で、約3年ぶりに規制が緩和され、マスク着用の上で観客の声出しを解禁。
ファンと一緒に歌うこの日のために書き下ろした新曲「VOX」を初披露し、8000人と声を重ねたボーカル兼ギター、Kj(44)は「やっと後ろ指を指されずにできます。久しぶりにみんなの声を感じてます」と充実の表情。「Iceman」では一番を観客に歌わせ、大声を全身で浴びると「歌うの楽しいよな」と喜びを確かめ合った。
3年ぶりの光景にドラムの櫻井誠(44)も「まさかこんな日が来るとは」と感激。「みんなの声がかれるまで声を出させ続けるぜ!」と叫び、会場を沸かせた。
25周年を締めくくるステージでは、代表曲「Life goes on」「Fantasista」など歴史をたどる25曲をパフォーマンス。ラッパ我リヤ、スケボーキングも駆け付け、メモリアル公演を盛り上げた。
アンコールで25年の歩みを振り返ったKjは「真っ先に思うのは、中学の時に始めた青春に25年間もみんな付き合ってくれているんだっていう『ありがとう』が一番でかいな。本当にありがとう」と、長年支えてくれているファンに感謝。
これから新たな一歩を踏み出すことに「今年はまた聞き分けのないバンドマンに戻って、路地裏のライブハウスで一からまた刀を磨いてきます。ライブハウスで会いましょう」と力強く呼び掛け、再び大歓声を浴びた。