「第65回グラミー賞」が5日(日本時間6日)、米ロサンゼルスで発表され、3部門にノミネートされていた韓国の人気7人組グループ「BTS(防弾少年団)」は受賞を逃した。韓国メディアによると、選ばれればK―POPアーティストとしては初受賞だった。BTSの同賞ノミネートは3年連続。
今回、BTSは最優秀ミュージックビデオ部門でシングル「Yet To Come」▽最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門でColdplayとコラボレーションした楽曲「My Universe」▽最優秀アルバム部門で同曲を収録したColdplayのアルバム「Music Of The Spheres」――がそれぞれノミネートされていた。グラミー賞では英米アーティストによる英詞曲が受賞の多数を占めており、歌詞に韓国語を織り交ぜたBTSのノミネート作の動向が注目されていた。
BTSは13年、ヒップホップを主軸に自ら作詞作曲するアイドルグループとしてデビュー。21、22年、全詞を英語で歌ったシングル「Dynamite」「Butter」がグラミー賞最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門にノミネートされていたが、受賞は逃していた。現在はメンバーのジンさんが兵役に就いており、ソロ活動をしながら他のメンバーも順次入隊する予定。所属事務所は7人でのグループ活動再開を25年ごろと発表している。【伊藤遥】