AKB48本田仁美、卒業コンで感涙「10年間、皆さんはどんな時も味方でいてくれて」

アイドルグループ、AKB48の本田仁美(22)が26日、パシフィコ横浜・国立大ホールで卒業コンサートを行った。

2014年4月のグループ加入以降、圧倒的なダンスの表現力とストイックさで自らアイドル道を切り開いてきた本田は「10年間の感謝をこめて皆さんにパフォーマンスを届けていきたいと思います」と宣言した。

冒頭からダンスナンバー「涙の表面張力」を歌い踊ると、中盤には日韓合同グループ、IZ*ONEで共に活動した元HKT48の矢吹奈子(22)が登場し、2人でAKB48や乃木坂46、IZ*ONEらで結成したスペシャルユニットの楽曲「必然性」を披露。矢吹に「すてきな思い出を作っていきましょう」と背中を押され、「忙しい中、来てくれてありがとう」と目を潤ませた。

この日はTBS系「ラヴィット!」(月〜金曜前8・0)で共演するお笑いコンビ、ニューヨークとインディアンスが会場に駆け付けてコントを披露したほか、小嶋陽菜(35)や川栄李奈(28)、野呂佳代(40)のAKB48のOGメンバーからビデオメッセージが届き、「憧れの大先輩にお祝いしていただいてうれしい」と感激しきり。

2014年4月のデビューから約10年。18〜21年にIZ*ONEのメンバーとして活躍し、得意のダンスを武器に22年のシングル「元カレです」と昨年のシングル「どうしても君が好きだ」でセンターを務めるなどグループをけん引してきた。

アンコールでは水色のドレスに衣装を変え、同郷の大先輩、大島優子(35)のソロ曲「泣きながら微笑んで」を歌唱。「10年間、皆さんはどんな時も味方でいてくれて私の夢と希望でいてくださってありがとうございました」と涙を浮かべながら感謝した。

28日に東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行い、アイドル生活に終止符を打つ。

「私にはまだ、かなえたい夢があります。私は歌って踊って皆さんからの応援を受けることが一番幸せ。卒業後も皆さんの力で咲かせてくれた花を枯れさせたくない」

韓国語や中国語でもあいさつし、グローバルな活動を予感させた本田は、充電期間を経て新たな一歩を踏み出す。

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