AKB48が7日、東京・日本武道館で、19日にリリースされる60枚目のシングル「久しぶりのリップグロス」の発売を記念したコンサートの初日を行い、来年4月の劇場公演をもって「チーム8」の活動休止を発表した。
ファン待望の武道館ライブで、ペンライトがこれでもかと揺れた。AKB48としてライブを武道館で行うのは約9年6か月ぶり。初日は「リベンジ! 新チームお披露目コンサート」を開催した。昨年12月4年ぶりとなるチーム替えが行われ、現チーム体制になった。今年4月から劇場公演は行ってきたが、コンサートは初。コロナ禍でなければ、お披露目コンサートは今年2月に行われる予定だった。
新チームAのキャプテンに初指名された、総監督の向井地美音は「2月のリベンジができてうれしい。はじめましての頃から、だいぶ団結力が深まったと思う」と納得の表情。最新曲「久しぶりの―」など36曲を熱唱した。
アンコールではサプライズで「チーム8」活動休止も発表された。グループの各都道府県を代表するメンバーで構成する「チーム8」は、2014年に結成された。自ら全国のファンの元へ「会いに行くアイドル」がコンセプトで、AKB初の試みとして、トヨタ自動車が21年3月までチームを支援。現在は専属メンバーがおらず、現存する4チームの活動に集中するための前向きな活動休止となった。
「チーム8」は、2023年4月の東京・秋葉原のAKB48劇場の公演をもって、活動を休止する。向井地は「ゼロからチームを作って、1つのチームとして団結して応援されたことはすごい。チーム8がいないと、AKBは成立しなかった。再結成まで心の中で応援してください」と号泣して再始動を誓った。