<SKE48>小室哲哉プロデュースの新公演がスタート! 青海ひな乃「私たちの目標はSKE48の“入り口”をつくること」

5月28日、SKE48 チームSが名古屋・栄にあるSKE48劇場で新公演「愛を君に、愛を僕に」の初日を迎えた。初日は昼夜2公演が行われ、夜公演に出演したメンバーは公演後の囲み取材に登壇。新公演初日を終えた心境を語った。

2021年10月のSKE48 13周年記念イベントで制作決定がアナウンスされていた同公演は、2011年の「ラムネの飲み方」公演以来、約11年ぶりとなるSKE48のオリジナル公演。プロデューサーは小室哲哉が務め、一部楽曲の作詞・作曲には木根尚登も参加。さらに、振り付けは牧野アンナ氏やCRE8BOYが担当した。

11年ぶりの新公演に臨むチームSメンバーは、開演前に幕の降りたステージから円陣の声を客席まで響かせるほど気合十分。客席の期待も高まる中overtureが流れると、新公演は公演タイトルにもなっている「愛を君に、愛を僕に」からスタート。16人のメンバーは力強い歌声で新公演の幕開けを飾り、客席のファンもペンライトをチームSカラーのオレンジにそろえて新公演の幕開けを祝福した。

続く2曲目の「LIVE MASTER」はハイテンポなアイドルソングで、メンバーはかわいらしい振り付けと息がピッタリと合ったパフォーマンスを披露。クールなダンスナンバーの「旅立てジャック」では、まさに“踊り狂う”という表現がふさわしい、迫力あるダンスを見せた。

その後、波を表現した振り付けが印象的な「SURFな最近」を歌い終えると、ステージはメンバーの自己紹介MCに。チームSリーダーの松本慈子は「大好きなメンバーと、そして、やっとファンの皆さまにこの新公演を見せられる喜びと。いろんな感情が合わさって、最高に楽しいです」「今日は私たちチームSが皆さんのことを最高に盛り上げますので、私たちについて来てください!」と初日を迎えた喜びと意気込みを語った。

全員の自己紹介が終わるとユニットパートに移り、「恋せよ乙女 エクスプロージョン!」を歌う大谷悠妃(※夜公演は石塚美月)と杉山歩南が登場。大きなハートとリボンがあしらわれた、水色とピンクを基調としたパステルカラーの衣装を着た2人は、ポップな楽曲をとびきりキュートに披露してみせた。

そんな2人が作った“カワイイ”余韻を、青海ひな乃の伸びやかなソロから始まる「流星」(青海、赤堀君江、松本)が凛とした雰囲気に一変させると、ユニットパートは聞き手を励ますようなチャーミングなメッセージソング「嵐からの隠れ場所」(石黒友月[※夜公演は鬼頭未来]、井上瑠夏、坂本真凛、仲村和泉)へと続く。

さらに「Fly me to the universe」では、荒野姫楓(※夜公演は都築里佳)、北川愛乃、野村実代、竹内ななみがジャケットをベースにしたスタイリッシュな衣装で登場。壮大で幻想的な世界観を醸し出した。

また、上村亜柚香、中坂美祐、平野百菜は「恋するつぼみ」を披露。グリーンをベースにそれぞれピンク(平野)、イエロー(中坂)、ブルー(上村)が配色されたかわいらしいチェック柄の衣装に身を包み、表情豊かなパフォーマンスで客席を魅了した。

全5曲のユニットパートが終わり、再び全員でのパフォーマンスとなると、メンバーはCA風の衣装で再びステージ上へ。大人っぽい雰囲気が漂う「小悪魔ブルーベリー」、ラテンの空気が感じられる情熱的なナンバーの「LOVE RENOVATION」を歌い上げた。

すると、今度は制服衣装に着替えて16人は「青春Growing」を披露。大きな円形のフォーメーションがくるくる回っていく楽しげなダンスで客席を盛り上げ、本編最後の楽曲「ともだち」では、かなわなかった恋への未練を切なく表現した。

アンコールでは、勢いの良いコミカルな振り付けがクセになる「リとマ」、夢に向かう気持ちを力強く表現した「頼りは翼だけだ」を続けて歌唱。

そして、最後は秘めていた夢のいとおしさや慈しみを歌った「マイ・ドリーム」をしっとりと歌い上げ、SKE48 11年ぶりのオリジナル新公演の幕を下ろした。

SKE48 チームS「愛を君に、愛を僕に」公演は、同公演に対する自信と覚悟、本気度を示す新たな試みとして6月11日(土)に「#SKE48全額返金保証公演」を実施。また、6月8日(水)に発売されるの同公演のアルバムより、サビに小室がコーラス参加している「愛を君に、愛を僕に」「SURFな最近」「頼りは翼だけだ」の3曲が先行配信されている。

■ 「愛を君に、愛を僕に」初日夜公演出演メンバー コメント

上村亜柚香:本当に楽しい1日でした。無事に幕が開いて、本当にこの公演が始まったんだなっていう実感が湧いているので、これからすてきな公演にしていけるようにもっと頑張りたいと思いました!

北川愛乃:オリジナルの新公演をみんなで1からつくり上げていくのは本当に難しいことで、本当に昨日まで壁にぶち当たっていて、どうやったらいいんだろうってみんなも私も迷っていてちょっと不安もあったんですけど、昼公演の前にアンナ先生が背中をまた一押ししてくださってよりみんなの気合も入って、今日は昼公演も夜公演もみんなでやり切った最高の公演だったなって思います。でも、まだまだもっとよくできるし、足りない部分も多いので、アンナ先生や(初日に向けて)協力してくださった方々がいらっしゃらなくなって、自分たちだけでやっていけるか不安もあるんですけど、この公演を守っていけるように、これからどんどん成長していけるように頑張ります。

平野百菜:この公演に向けて2カ月、チームSのメンバーと毎日一緒に過ごして、泣いて笑ってがむしゃらにレッスンを受けていたんですけど、その練習の成果が新公演で出し切れたんじゃないかなって、きっとメンバーみんな思っていますし、やっとスタート地点に立てたと思うので、これからどんどんチームSのみんなで前に進んでいきたいなと思います。

野村実代:初日ということで、初日というのは一生のうちに何回あるんだろう、もしかしたらこれが最初で最後かもしれない、本当に貴重な時間で歴史的な瞬間だったと思います。その舞台に、2回公演でちゃんと19人全員が立たせてもらったことがすごくうれしかったです。今日は劇場に来てくださったファンの皆さんも、配信で見てくださった方もいると思うんですけど、皆さんが期待してくださっているなっていうのがすごく感じられたので、これからもその期待にどんどん応えていきたいなって思います。私たちも劇場を飛び出したいくらいの気持ちでいて、チームSがこれから革命を起こしていけるように、いろんな大きなステージに羽ばたいていきたいなって思っているので、これからも見守っていてもらえるとうれしいなと思います。

青海ひな乃:いやあ、いろいろありましたね(笑)。本当に毎日のようにレッスンがあって、こんなにもチームSみんなで一緒につくり上げることって、「重ねた足跡」公演から一緒にいるけど、今までになかったんじゃないかなって。「重ねた足跡」公演のときは、私たちは“チーム”というよりは“友達”だったんですよ。だからこそ、今回新公演が始まるとなったときはみんな「楽しもうね」みたいな感じだったけど、そんなんじゃダメで。この「愛を君に、愛を僕に」公演をきっかけに、私たちはやっと「チームSです!」って胸を張って言えるグループになれたなと思います。でも、今回初日を無事に迎えられたことはうれしいんですけど、まだまだ完成したわけじゃなくて。まだこの公演も生まれたばっかりだし、私たちもまだまだ成長過程の一歩も踏み出していないと思うので、これからどんな公演になっていくのか私たちも楽しみです。“チーム”になったからこそ、今までできなかったことや、もっともっといいものができるって思うとワクワクしかないので、これからも目を離さずに見守っていただけたらうれしいなって思います。私たちの目標はSKE48の“入り口”をつくることなので、いろんなところに扉をどんどんつくっていきたいと思います。

松本慈子:先生たちにレッスン場で褒めていただくことはあったんですけど、劇場に入ってから本当に昨日まで一度も褒められたことがなくて。みんな全力でやってるけど、先生たちが求めているのはそのもっと上で、なかなか私たちがその期待に応えることができなくて、どうしたらいいのか分からない状態に何回もなったんですけど、そのたびにみんなで一緒に乗り越えられました。ステージに立つのは私たちメンバーなのに、アンナ先生をはじめとしたダンスの先生方が熱くご指導してくださったり、スタッフの皆さんが夜遅くまで作り込んでくださったり、たくさんの人の力があってこの新公演初日を迎えられたので、この「愛を君に、愛を僕に」公演はファンの皆さんへの愛も叫んでいきたいんですけど、いつも近くで支えてくださっているスタッフの皆さんだったり、家族だったり、メンバーだったり、そういう人たちにも届けていきたいなって改めて思いました。みんなが言ってくれたように、ここからが始まりなので、まだまだみんなで自分たちに厳しく、最高のチームSをつくり上げていきたいと思います。

井上瑠夏:メンバーがこの「愛を君に、愛を僕に」公演を“神公演”だと言えるのは、チームSの1人1人がこの期間死ぬ気で向き合ってきたからこそ言えることで、この新公演は楽しさがいっぱい詰まった公演なので、ここから成長をどんどん見せていけたらいいなと思います。

坂本真凛:公演を1からつくり上げることって本当に大変で、今までSKE48にもオリジナルの公演はあったんですけど、1から積み上げてきた先輩方のすごさを改めて知りました。スタッフさんだったり、ダンスの先生だったり、いろんな方が支えてくださって劇場公演ができているんだなって、この劇場で公演ができるすごさを改めて実感して、もっと劇場公演を大切にしていきたいなって思いました。私はSKE48がすごい好きで入ったので、(既存の)SKE48のオリジナル公演というのは本当に自分にとって大切なものなんですけど、その公演を超えられるくらい、もっともっといろんなファンの方に愛される公演にできるように、これからもどんどん上を目指して頑張っていきたいなと思いました。

石塚美月:私はこの約2カ月間のレッスンで、すごく自分と向き合えた気がします。自分の苦手な部分とか、今まで避けてきてしまった部分とか、そういう壁にぶつかったことで少しは前よりも成長できたんじゃないかなって思います。でも、まだまだ成長したいですし、これからもチームS全員でもっともっと良い公演を作っていきたいなと思います。

中坂美祐:このレッスン期間と本番で、何回もチームSになれてよかったなって思うことがありました。特に、全員で円陣を組んだときと、幕が開いたときにオレンジ色染まった客席を見たときに、チームSになれてよかったなって心の底から思いました。普段はなかなか泣いたりすることはないんですけど、感情がぶわっとこみ上げてきて、本当にチームS
って最高だなって何度も思いました。もっともっとこのチームSで上を目指して、いつかいろんな人にSKE48とチームSを知っていただけるようになりたいなと強く思いました。

鬼頭未来:2カ月間レッスンをしてきて、自分で言うのもあれなんですけど、すごく成長できたかなって思います。普段やってこなかったような曲もあって殻を破れたような気もするし、チームSに昇格してから(新型コロナウイルスの影響で先輩メンバーと一緒に)あんまり活動できずに新公演のレッスンに入ったので、先輩方と全然お話しできていなかった状態だったんですけど、この2カ月で先輩方1人1人とお話しさせていただきましたし、パフォーマンスを見て「ここがすてきだな」って思うことも多くて、チームSに昇格できて新公演の初日を迎えられたことが、本当にうれしいなって思います。これから何年も続いてほしい公演ですし、夢は大きく、ドーム級の広さでこの公演ができるくらい、19人ですてきな公演を作っていけたらなと思います。

赤堀君江:新公演って自分がどれだけ「やりたい!」って願っても簡単にできるものじゃないし、今自分がSKE48にいて、チームS 19人で初日を迎えることができて、本当にすごくうれしいです。レッスン期間で、これからのチームSやSKE48に絶対にプラスになるような心の成長も感じられたし、パフォーマンス面も今まで考えたこともなかったようないろんなことをみんなが考えて、今チームSはみんなで同じ方向を向いているので、絶対にコレはSKE48にプラスになるし、これからチームSがSKE48を引っ張っていくための“種”がちょっと芽吹いたなって思うので、もっともっと成長していけるように、この公演を通していろんな方に知っていただけるように頑張りたいと思います。

杉山歩南:私はチームSの中では一番後輩になる10期生なんですけど、10期生は昇格するときに新公演が始まるという発表がされている状態だったので、そんなチームに入れることがすごく誇りに思えたし、ちょっと不安だなっていう気持ちももちろんありました。でも、同期も先輩もすごく優しくて、こんなにすてきな初日が迎えられてうれしいです。あと、公演を通して維持することの難しさに気付かされました。昨日はできていても、朝起きたらできなくなっていたとか、気持ちの面でも維持するということがすごく難しいなと思いました。だけど、私たちなら絶対にできるなって今日確信したので、どんどん成長していくチームSをこれからも見守ってくれたらうれしいです。

仲村和泉:今日まで本当に暗くて長いトンネルをずっと進んでいるような、出口はどこなんだろう?みたいな感覚で、ずっとみんなで進んできました。時には泣いちゃったりするときもあったんですけど、こうやって19人みんなで手を取り合ってスタート地点になる出口を見つけることができたので、本当によかったなって思いましたし、幕が開いた瞬間、「自分たちはこの景色を見るために今までやってきたんだ」って思えました。チームSは遠慮しがちなところもあるので、これからはハングリー精神を持って、みんなでガツガツいきたいと思います。

都築里佳:自己紹介のMCでもお話ししたんですけど、8年半くらい前に、本当だったら当時のチームSでオリジナル公演の初日の幕が開いてたはずなんですけど、まあいろいろありまして(笑)。私自身、同期はオリジナル公演を迎えることなくどんどん卒業していって、自分もオリジナル公演を経験することなく卒業していくんだろうなって思っていても、やっぱり「できるかもしれない」という希望を一度見たままやめたくなくて。粘り続けていたらこうやって小室さんと木根さんが楽曲を作ってくださって、夢はかなうんだなって思いました。できると聞いたときは本当にうれしかったんですけど、みんなが言っていた通り、今日まで落ち込んだり、泣いたり、笑ったり、悩んだり、いっぱいして。でも、そうやって19人でぶつかり合って背中を押し合ったからこそ、今日ちゃんと初日の幕開けを迎えることができたんだろうなと思います。本当に頼もしい後輩たちに囲まれて、私は本当に幸せだなと思ったし、この子たちだったらあの頃のチームSに勝てるなって、自信を持って言えるような、そんな初日だったと思っています。だけど、ここがゴールではなくスタートだと思っているので、これからも成長していくチームSを見守っていただけたらなと思います。

竹内ななみ:16人で公演をやるのがそもそも2年ぶりなので、「普通の公演ってこんな感じだったんだ」って、12人の公演に慣れてしまって忘れていたんですよ。(ステージ上で)横を見たらすぐ近くにメンバーがいて、こんなに頼もしくて、こんなに安心できるんだって思える初日でした。16人だからこそユニット曲も披露できて、私はチームSに昇格してからユニット曲を披露したことがなかったので、本当にうれしかったです。16人で、ユニット曲もある公演で、以前の公演に戻ることができた気がしてすごくうれしかったです。

■「愛を君に、愛を僕に」公演 出演メンバー&セットリスト

昼公演=青海ひな乃、赤堀君江、荒野姫楓、石黒友月、井上瑠夏、大谷悠妃、上村亜柚香、北川愛乃、坂本真凛、杉山歩南、竹内ななみ、中坂美祐、仲村和泉、野村実代、平野百菜、松本慈子

夜公演=青海ひな乃、赤堀君江、石塚美月、井上瑠夏、上村亜柚香、北川愛乃、鬼頭未来、坂本真凛、杉山歩南、竹内ななみ、都築里佳、中坂美祐、仲村和泉、野村実代、平野百菜、松本慈子

【セットリスト】
overture

M1. 愛を君に、愛を僕に
M2. LIVE MASTER
M3. 旅立てジャック
M4. SURFな最近

M5. 恋せよ乙女 エクスプロージョン!
(昼=大谷悠妃、杉山歩南/夜=石塚美月、杉山歩南)
M6. 流星
(昼夜=青海ひな乃、赤堀君江、松本慈子)
M7. 嵐からの隠れ場所
(昼=石黒友月、井上瑠夏、坂本真凛、仲村和泉/夜=井上瑠夏、鬼頭未来、坂本真凛、仲村和泉)
M8. Fly me to the universe
(昼=荒野姫楓、北川愛乃、竹内ななみ、野村実代/夜=北川愛乃、竹内ななみ、都築里佳、野村実代)
M9. 恋するつぼみ
(昼夜=上村亜柚香、中坂美祐、平野百菜)

M10. 小悪魔ブルーベリー
M12. LOVE RENOVATION
M12. 青春Growing
M14. ともだち

EN1. リとマ
EN2. 頼りは翼だけだ
EN3. マイ・ドリーム

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