■ハリウッドがやってきた!
「カムカムエヴリバディ」は上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインのバトンを繋いでいく異例スタイルの朝ドラ。第21週「1994-2001」では、安子(上白石)の孫でるい(深津)の娘・大月ひなた(川栄)のエピソードが描かれている。
衰退する一方の時代劇界に訪れた久々のビッグニュース、ハリウッドがサムライ映画を制作するという話が着々と進行していた。第102回では、映画村にハリウッドから視察団が来訪。さらに、100人規模の大規模なオーディションも行われるという。
「条映の俳優さんや大部屋さんらにもチャンスがあるで」という榊原(平埜生成)の話を聞いてひなたの脳裏に浮かんだのは、かつての恋人・五十嵐のこと。なかなか大部屋から抜け出せなかった五十嵐は、役者としての自分の将来を悲観し、ひなたと映画村から去ったのだった。
■ひなたと五十嵐、再会!
そして時は流れ、2001年、春。映画村では、日本の時代劇をテーマにしたハリウッド映画「サムライ・ベースボール」のオーディションの準備が進められていた。
榊原から「今日、オーディションに先立ってハリウッドのアクション監督が来はるそうや。まっすぐ道場に入らはるらしいから、先、行って開けといてくれる?」と声を掛けられたひなたは、道場へ。そこに現れたのが、五十嵐だった。
ひなたがいることがわかっていたかのように微笑み、道場に一礼して足を踏み入れた五十嵐。茶色のスリーピースを着こなし、売れない大部屋俳優だった当時よりグッと洗練された雰囲気だ。
五十嵐の登場に、視聴者からも喜びの声が殺到した。「文ちゃん!!おかえりなさい!」「待ってた!」といった歓迎の声のほか、「去った頃はメンタルズタボロだったけど、今はずいぶん自信にあふれた顔してる。彼なりのひなたの道を歩いているということ?」「ひなたと別れた頃とまったく顔つきが違う…」と、その変化に驚く声、榊原の「アクション監督が来る」というセリフの直後の登場だったことから「まさかの文ちゃん、ハリウッドのアクション監督になったの…?」という推察まで。
そして視聴者が気になるのは、いまだ独身で恋人もいない様子のひなたとのこと。「文ちゃんちょっと左手見せて!結婚してないよね!?」「長かったけど…ひなたと文ちゃん、復縁ある!?」といった期待の声も上がり、Twitterでもトレンド3位にランクインする注目を集めた。