61歳トム・クルーズ「ミッション:インポッシブル」新作 〝断崖ジャンプ〟は初日撮影!

61歳トム・クルーズ「ミッション:インポッシブル」新作 〝断崖ジャンプ〟は初日撮影!

22年に来日したトム・クルーズ

(東スポWEB)

【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。全米映画俳優組合が全米映画テレビ製作者協会との交渉が決裂し、ストライキに突入しました。全米脚本家組合は5月からストに入っており、ダブルストは1960年以来63年ぶりです。今回のストについて解説しておきます。組合の改善要求は大きく2つあって、1つは「配信」。

 コロナ禍で映画館に行けなくなり、ネットフリックスやアマゾンプライムといった配信にシフトしました。これまでは劇場公開、DVDの売り上げで収益が分かり、俳優や脚本家にも分配できてたんですが、サブスク配信って再生回数が分からない。つまり収益を分配できない。そうすると、配信会社ばかり儲かって俳優たちが儲からなくなってしまうんですね。

 2つ目がAI(人工知能)を通じた画像の不正使用に対する保護。エキストラの顔や体形のデータを1回取ってしまえばAIで作れちゃう。そうするとエキストラはいらなくなるんです。

 一方で、ストによって組合に所属する俳優たちは映画撮影への参加ができなくなるほか、インタビュー取材やイベントなどのプロモーション活動ができない。トム・クルーズの来日キャンペーンが中止になるなど影響が出ています。

 今回は先週末に公開された映画「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」(2023年)を取り上げます。CGを使えば派手なアクションシーンなんていくらでも作れるんですが、それに逆らってるのがトムなんです。過去のシリーズではドバイの高層ビル・ブルジュ・ハリファの外壁を登ったり、ヘイロージャンプと呼ばれる約8000メートルからの高難度スカイダイビングをやったり、とにかくアクションがすごい!

 今作はバイクで断崖からジャンプし、空中でバイクから離れてパラシュートで降下するアクションに挑戦しています。61歳ですよ、すごすぎます!

 実はこのシーンを撮影初日に撮ってるんです。もし、これで事故に遭ったりケガをしたりしても、もう撮影中止でいいと。まさに命がけ。そんなトムだから多くの人を魅了し続けるんです。

 日本でも不祥事を起こした俳優が出演する作品の公開中止、延期といった問題が起きています。デジタル俳優を使えば不祥事は起こさない。だけど、生身の人間が演じるからこそ伝わる感動があります。トムのアクションをぜひ、劇場スクリーンでご覧ください! 

 ☆ありむら・こん 1976年7月2日生まれ。マレーシア出身。玉川大学文学部芸術学科卒業。ローカル局のラジオDJからキャリアをスタートさせ、その後映画コメンテーターとしてテレビ番組やイベントに引っ張りだこに。最新作からB級映画まで年間500本の作品を鑑賞。ユーチューブチャンネル「有村昆のシネマラボ」で紹介している。

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