大手芸能事務所「ワタナベエンターテインメント」「マセキ芸能社」「太田プロダクション」の3社合同によるネタライブ「東京カキネ越え」が19日、東京・丸ビルホールで開催された。
これまでも盛んに行われてきたお互いの事務所への「ゲスト交換」の文化を再び呼び起こし、事務所の垣根を越えて「東京のお笑いファンをともに作っていく」ということがテーマ。ワタナベエンターテインメントからは、この日のMCを務めた四千頭身の後藤拓実と石橋遼大をはじめ、土佐兄弟、金の国、ゼンモンキーが出演。マセキ芸能社からはかが屋、ひつじねいり、きしたかの、太田プロからは納言、ストレッチーズ、青色1号ががネタと企画コーナーでライブを盛り上げた。
ひつじねいりの勢いのある関西弁漫才「ホームランを約束に手術を受けさせる」で公演がスタート。ゼンモンキーは「墓参り」を題材にした演技力の高いコントで魅了し、ストレッチーズは「俺の妹の先輩に相方を紹介する」というネタで安定したしゃべくり漫才を披露した。
納言のヤサグレ漫才「キャバ嬢になりたい」でお客さんの心を掴み、土佐兄弟の息のあった兄弟漫才「サウナが好き」、かが屋の構成力も発想力も高い「発声練習教室」コントで後半も拍手笑いで盛り上がり、最終企画「東京リズムゲーム天国」ではここまでのネタや企画を通して3事務所芸人同士の交流が深まり、爆笑をかっさらってライブを華々しく締めくくった。
「東京カキネ越え」は今後も毎月第3土曜日に丸ビルホールで開催される。