3月で日テレ退社の藤井貴彦アナ、フリー転身は亡き父を意識して決断「父親の亡くなった年齢を目印に生きてきた」

日本テレビの藤井貴彦アナウンサー(52)が26日放送の同局系「人生が変わる深イイ話 復活2時間SP」に出演。3月末で退社してフリーに転身することについて語った。

藤井アナは21年前、父親を58歳でがんのため亡くしており、「父親の亡くなった年齢を目印に生きてきたんです。最期、家で亡くなったんですけど、死ぬのは怖くないと。だけどみんなとお別れするのは寂しいって初めて私は父親が寂しそうに話しているのを見ましたね。今まで強かったので、どちらかというとそりが合わなかったんですけど。父親もそんなこと言うんだと」と振り返った。

アナウンサー合格時は「まだ何者でもないんだからそんなに浮かれるな」と言われ、「その時にせっかく決まったのに何でそんなこと言う?ってちょっと泣いた」。しかし、父の同僚から聞いた話として、「米俵の中の1粒の米の確率なんだと。うちの息子はアナウンサーに受かったってって自慢してた。何で言ってくれないんだろうね」と父の知られざる優しさに触れたという。

父の最期について、「今考えると人生を一番逆算していた時期だと思うんですよ。父親にとっては。もう残り少ない日数、だから自分の思いをあまりそりの合わなかった長男に伝えておこうと思ったんじゃないですかね。だからこそ父親があの時にした逆算をまだ私が余裕があるうちにやれるのであればやりたいって思いましたね」。3月いっぱいで夕方のニュース番組「news every.」を卒業し、4月からフリーになって夜のニュース番組「news zero」のキャスターに就任するが、「一番大きいのは満30年アナウンサーやった一区切りにそのタイミングで『news zero』へのオファーがあった。そんな運命ってなかなかないな。いつも父親の年齢を目安に生きてきたので、自分の時間を残り少ない時間を大切にしたいと。会社員よりも大切にできるんじゃないか。もし父親が58歳で亡くなったことを目印にしていなければ、私はまた違った選択をしたかもしれないですね」と語った。

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