歌手の吉川晃司が9日放送のTBS系「初耳学SP」(日曜・午後9時)に出演。心臓の病で落命の危機があったことを明かした。
吉川は2021年2月に「狭心症」の手術を受けた。人間ドックで病状が判明したときは、「やばかったです」と明かした。具体的な症状は「心臓の大きな血管の一本がほぼつまっていました。すぐ、即手術でした」と振り返った。心臓の冠動脈の1か所が極端に砂時計の形のようになり、つまっていたという。このとき、心臓の3割が動いておらず、最悪の場合は命の危機に瀕する状況だったという。
探していた治療法は過去の出演作との縁で見つかった。吉川は2008年公開の映画「チーム・バチスタの栄光」で天才外科医を演じており、その際に指導を受けた医療チームを頼ったという。「チーム・バチスタの天才心臓外科医の先生のチームの流れのチーム。(作品で)縁のある方」。治療では直径2mm程度の細い管の)カテーテルを通し、狭窄部位にステント(金属チューブのようなもの)を留置する施術を行った。
「手術というか施術というのかもしれませんが、金属の輪っかを入れて、つまっているところを広げるわけですよ」と説明。その後は「元気です」と快方に向かった。過去の出演作でつながった医師との関係で大事に至る前に治療ができたと明かしていた。