女優の黒柳徹子（89）が11日、NHK Eテレ「テレビ放送70年おかあさんといっしょから見るこども番組」（土曜後8・00）にVTR出演。上司から言われた一言が、その後の飛躍につながったと回想した。
「おかあさんといっしょ」は、NHK教育テレビ（NHK Eテレ）で放送されている2〜4歳児向け教育・音楽番組。1959年に始まって以来、人形劇、歌、体操の3本柱を軸にテレビ放送黎明期から現在まで続く長寿番組。
NHK放送劇団の5期生で局専属の団員だった黒柳。「個性が強すぎる。個性を引っ込めてください」と周りから散々言われ続け、NHK入社当初は「しょちゅう（番組を）降ろされていた」という。ただ、人形劇「ブーフーウー」の声優を担当するにあたり、劇作家で演出家の飯沢匡氏から「君の個性がいいんです。僕はそれが欲しいんですから」と言われたという。自分の個性が認められ、後押しされたことに「とてもうれしかったのを覚えている」と感慨深く振り返った。
