元財務所官僚で経済学者の高橋洋一氏が23日にABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演した。
番組では大谷翔平投手の専属通訳を務めていた水原一平氏が違法なスポーツ賭博に関与したとしてドジャースから解雇されたことについて取り上げた。水原氏は違法ブックメーカーに借金があり、大谷の口座から450万ドル(約6億8000万円)が送金されたと報じられている。
高橋氏は「今の段階では分からない」と断ったうえで「(大谷が)ちょっとでも知ってたらアメリカですと、賭博に関わると永久追放の可能性も出ちゃうんですよ」と最悪のケースを指摘。
一部では大谷が水原氏の借金を肩代わりした美談との見方もある。しかし高橋氏は「アメリカ人の感覚は全然違います。はっきり言うと、ほう助みたいになる。私もアメリカに行った時に、何かあったら全部顧問弁護士に相談してくれと言われました。日本の感覚で自分でやったらいけないんです」と否定した。
今後は大谷も任意の聴取を受ける可能性があるという。「水原さんは『大谷は知らなかった』と言うんだけど裏取りで、かなりの確率で大谷さんも調べられると思いますよ。ちょっと心配なんですよ、日本人の感覚ですと美談と思われるんだけど全然そうじゃない見方がある」と心配していた。