高橋惠子、デビューから53年で初めて「怖い」認知症の役…おもらしはチョークで表現

高橋惠子、デビューから53年で初めて「怖い」認知症の役…おもらしはチョークで表現

初日前会見に登壇した高橋恵子(撮影・村上幸将)

(日刊スポーツ)

高橋惠子(68)が9日、東京・世田谷パブリックシアターで行われた舞台「ガラパコスパコス〜進化してんのかしてないのか〜」(10日初日、同所ほか)初日前会見で、1970年(昭45)のデビューから53年で「今まで、怖いと思ったことはないですが怖い」と演じるにあたって、初めて恐れを抱いていると明かした。

「ガラパコスパコス〜進化してんのかしてないのか〜」は劇団「はえぎわ」主宰で俳優・脚本家・演出家のノゾエ征爾(48)が、世田谷区内の高齢者施設十数カ所をまわって生み出した、10年初演の代表作。「老い」と「進化」という一見、正反対のベクトルのふたつを重ねた先に描かれる、滑稽でいとおしい人たちの物語。

高橋は劇中で、主演の竜星涼(30)演じる、派遣のピエロの仕事でギリギリ生活する太郎が花束を渡すとついてきて共同生活を始める、特別養護老人ホーム(特養)から抜け出した徳盛まちこを演じる。15歳だった1970年(昭45)に映画「高校生ブルース」に初主演し、デビューしてからの歩みを振り返り「この年になって、ここまで女優という仕事を続けてきて、また新たな扉が開く感じ」と、新たな舞台に挑む心境を語った。そして「早く、お客さまの前で演じたい…怖いですけど、今まで、怖いと思ったことはないですが、今回の役は表情を出さない、反応をしないことを要求されております」と率直な思いを語った。

小道具を使わず、黒板を使う新たな演出については「認知症が入っている役。おもらしをするんですが、黄色いチョークで書いて表現する…チョークで良かった」と笑みを浮かべた。竜星演じる太郎の兄晴郎を演じる藤井隆(51)から「ものすごい、きれいなのを描かれる」と言われると、高橋は「私、絵は苦手なので、1度も褒められたことがない。今回、初めて上手だねと言われて、うれしかった」と喜んだ。

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