高木菜那さん 五輪で味わった「奇跡的だった」歓喜&「いろんな意味で思い出深い」悔しさ

 スピードスケート五輪金メダリストで昨年、引退した高木菜那さん(31)が、23日放送のBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴」(土曜後9・00)にゲスト出演し、喜びと悔しさを味わった五輪の舞台を振り返った。

 18年平昌五輪では、女子団体追い抜き、マススタートで金メダルを獲得。五輪の日本女子史上初の2冠を達成した。22年北京五輪でも団体追い抜きで銀メダルに輝いた。

 平昌の団体追い抜きでは、オランダとの決勝を妹の高木美帆、佐藤綾乃との3人で臨み、五輪新記録で優勝。悲願の金メダルを獲得した。

 勝因は、3人のリズムの良さだったという。「私と妹は、もともと姉妹というのがあるので、似てるところがある。タイミングとか似ているところがあるんですけど、それにもう1人、佐藤綾乃が私たちのタイミングにすごい合ったので、スピードスケートってタイミングちょっとずれたりすると合わせるのが難しかったりする。あの3人はストレスなく、リズムが一緒だったというのが、奇跡的だったところもあったのかな」と分析した。

 空気抵抗を少なくするため、3人は連結された車両のように1列になって滑るが、距離が近いがためのアクシデントもあるという。「刃とか後ろに飛んでくるので、膝とかに当たる時は刺さったり。なので、足を合わせないと、右足を後ろに回してきた時に、私も右足を後ろに回してないと刺さっちゃうから」と説明した。

 4年後の北京大会でも決勝に進んだものの、カナダをリードして迎えた最終コーナーで高木さんが転倒。悔しい銀メダルだった。「いろんな意味で思い出深いですね」。接触などもなかったというが、「何でなのかというところは、引退したので追及しなくていいかなと。(競技を)やっているのであれば、次につなげるために研究しなきゃいけないけど、もうやらなくていいので」と割り切っていた。

 22年に競技から引退した。「全力で金メダルを目指した結果がああいう結果に終わったけど、これはずっと背負っていかなきゃいけないものだし、事実として残っていくので、今後の人生つらいだけでは終わりたくないから、糧にしてやっていきたい」。第2の人生へ、前向きな決意を口にしていた。

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