俳優高嶋政宏(58)が6日放送のNHK総合「ファミリーヒストリー」(午後7時30)に出演。自身のルーツに迫った。
政宏は父高島忠夫、母寿美花代、弟は高嶋政伸、いとこは高嶋ちさ子の芸能一家で育った。ルーツは兵庫・御影。いとこのちさ子によると、政宏の祖父信夫は「遊び人、プータロー」だったという。番組によると、琵琶をたしなむ自由人で、御影の土地を切り売りして生計を立てていた。
政宏の父忠夫は神戸一中(現神戸高)に進学し、水泳部に所属。水泳部の写真に登場する忠夫は栄養失調気味であばら骨が浮き出ており、太平洋戦争当時の世相を反映していた。その後、戦争が終わると、忠夫は新東宝のオーディションに合格。6000人中、男性4名女性15名の狭き門だった。その後、忠夫は宝塚を観劇した際、当時星組男役トップスターの寿美花代に一目ぼれし、結婚した。
一連のVTRを見た政宏は父忠夫が「食え食え」と言っていたことを水泳部の写真を見て回想した。「そういう経験があったから。食べる物があれば全部食べる。僕らに対しても、食べ物あるのに『食え食え』で。太りまくりましたから」と振り返った。