香川照之“ヤマトタケル魂”継承宣言「天翔ける心、それがこの、私だ」という精神、心新たに追求

香川照之“ヤマトタケル魂”継承宣言「天翔ける心、それがこの、私だ」という精神、心新たに追求

28日、「澤瀉屋 送る会」を終え会見を行う市川團子(左)と市川中車

(日刊スポーツ)

歌舞伎俳優市川中車こと、香川照之(58)が29日、自身のXを更新。前日28日に開催された、昨年9月に83歳で亡くなった歌舞伎俳優市川猿翁さん、同5月に76歳で亡くなった弟市川段四郎さんをしのぶ「澤瀉屋 送る会」を終えての所感を長文でつづった。

「昨日東京・帝国ホテルにて、父・二世市川猿翁と叔父・四世市川段四郎を送る会を開催させていただき、700名近い関係各位のご来場を賜りました」と切り出した。

「参列者の方々からは、『本当に活力をもらった、元気をもらった、生きる勇気を授かった、ありがとうございます』とのお言葉を数多く頂戴しました。しかし、そんな有り難いお声を聞けた私たちこそが、皆様から逆に勇気とパワーをいただいたことは間違いございません」とつづった。

さらに「父が、1986年のヤマトタケルの初演の時に書いたセリフ、『私は常の人が追い求めぬものを、必死に追いかけていたような気がする。それが何かはようわからぬ…しかし、何か途方もないものを追い求めて、私の心は絶えず天高く天翔(あまが)けていた。天翔ける心、それがこの、私だ』という精神、スピリットを、本日からまた心を新たにして我が一門は追求して参ります」とした。

最後は「さらに2012年のこの演目の再演時に、孫である当時8歳の團子に向けて、父が病をおして付け加えたセリフ、『お父様!どうか、どうか、お見守りくださーーーーーーーーーーーい!!!!』という渾身の思いを、今こそ私は胸に刻んで前に進んでいきたいと思っております。今後とも澤瀉屋一門を、どうかよろしくお願い申し上げます」と締めくくった。

「送る会」には歌舞伎俳優を中心に約700人が参列し、献花した。

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