香川照之の長男、市川團子が祖父・猿翁ゆかりの「春秋座」で京都デビュー「未熟ながらも一所懸命芸に精進いたします」

俳優、香川照之(56)=九代目市川中車=の長男で歌舞伎俳優の市川團子(18)が2日、京都市左京区の京都芸術大にある京都芸術劇場大劇場・春秋座で開幕した「市川猿之助 春秋座 特別舞踊公演」(4日まで)で京都に初お目見えした。

2001年開設の春秋座は團子の祖父・市川猿翁(82)が芸術監督を務めていたが、15年に市川猿之助(46)が継承。南座出演経験のない團子にとって、祖父ゆかりの劇場が京都デビューの地となった。

公演の幕開けを託された團子は、猿之助に教わった澤瀉屋の家の芸「独楽」に挑戦。花道から登場すると、あたたかい拍手が沸き起こった。

先月のリモート取材会では、「これまではハツラツに−だったけど、粋な踊りなので、緩急をつけた少し大人の踊りを」と意気込んでいたが、独楽売りが独楽に変身するさまを軽やかに、ときにコミカルに表現。自らが独楽となり、巨大な刃の上で回る姿に、京の花街・宮川町から客席にかけつけた芸妓衆もうっとりだった。

口上では、「祖父にゆかりのある劇場で、大好きな『独楽』を踊らせていただきますことは、心より感謝いたします次第にございます。この後は、未熟ながらも、一所懸命、芸に精進いたします」とあいさつ。

猿之助は、「まだまだ海のものとも山のものともわからぬ未熟な市川團子ではございますが、より一層のごひいきをたまわりますとともに、日本の伝統芸である歌舞伎が行く末長く継承されますよう、熱い熱いご支援のほどを」と締めた。

公演では、3月の襲名後、京都初登場の弘太郎改め市川青虎(39)も猿之助、中村壱太郎(32)と舞踊「戻駕色相肩」を上演した。

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