フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が23日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対する文部科学省の解散命令請求を巡り、文科省側と教団側の双方から意見を聞く初めての「審問」が22日、東京地裁(鈴木謙也裁判長)で開かれたことに言及した。
教団の田中富広会長が意見陳述し「資金集めを目的にした団体だとの文科省の主張は明らかな間違い」などと述べた。「非訟事件」のため非公開で審理され、1時間ほどで終了した。
教団代理人の福本修也弁護士によると、文科省側は文化庁関係者ら約10人が参加。意見陳述はせず、教団側の質問に答えるなどしたという。文科省は「非訟事件のため、審問があったかどうかも含め答えを差し控える」とのコメントを出した。
風間氏は「なんで非公開なんだろうと思う。もちろん信仰の自由とか個人の内面の自由を守る配慮は絶対に必要だと思うんですけれども、ある意味、特権的な立場が認められていると思うので、それをめぐる争い、調整なんだから公開でみんなが分かるような形でやってくれればいいのになと思う」と言い、「そういう形であれば盛山大臣が教団との関係がどうなのかというのを、たとえ疑われているにしても公だったらそんなにおかしいことはできないでしょっていうストッパーもかかると思うんですけどねえ」と自身の考えを述べた。