頭脳警察の公式サイトでは「2月6日に予定していました夕刊フジ・ロック『頭脳警察』公演(渋谷duo MUSIC EXCHANGE)は、PANTAが緊急入院したため、中止となりました」と伝えた。
同ライブについて、「本来、シーナ&ロケッツとの対バンとして組まれた企画でした。一昨年11月に行う予定がPANTAが体調を崩し延期。長く延期されていたものでしたが改めて2023年2月6日開催が決定。休養以来初となるフルライブでシーナ&ザ・ロケッツとの対バンに臨むつもりでしたが、鮎川誠さんが急病で出演が中止。頭脳警察のワンマンに切り替え実施する予定でした」と説明。「しかし1日に体調が急変。緊急搬送のうえ、入院となりました。医師の診断の結果、重症の肺炎と判明。本人は6日のライブ決行を切望しておりましたが医師よりドクターストップがかかりました」と経緯をつづった。
また「PANTAは2021年9月に体調を崩しました。精密検査の上、肺癌と診断されました。その後、病名は伏せて長期療養を続け、昨年6月には病状も安定、ステージに復帰しました」と、がん闘病について触れた。
続けて「しかし未だ完全な状態ではなく今後も療養が必要です。現状、最善の状態を提供くだっている医療機関の皆様のご協力により治療に専念しております。一日も早く活動を再開できるよう、当面は治療に専念させていただきたく何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」と呼びかけた。
■PANTAより皆様へ 全文(原文ママ)
かれこれ15・6年前になろうか。前立腺ガンの疑いで、あの小さな前立腺に十数ヵ所も針を刺され、幸いにもそのうちの1ヵ所から極微細なガンの種のようなものが見つかり摘出。その後、寛解していまだ再発はあらず。その後、4日間にわたる頭脳警察全曲ライブの後、レントゲンの中で見事なカリフラワーを画いている肺炎を発症。時は9月で翌月タバコの値上げもありヘビースモーカーがあっさりやめさせてもらった。
12月までに炎症がおさまっていなかったら肺の一部を切除しますとのリアルな脅しも聞いたのでしょう。キレイに炎症はおさまったのですが、ちょっと前に、実は肺癌ではではないらしい肺癌のようなものが発見され、その流れて2度ほど高熱を伴う肺炎を発症。そして今回はこともあろうに鮎川を失った後に自分の誕生日に鮎川の旅立ちを見送らなければならないのに重度の肺炎を患ってしまいました。
発熱の中、予約してあった五回目のワクチン接種に這うようにして行きつけのクリニックに行ったところ、ワクチンどころではないと救急車を呼ばれ、いつもの病院の緊急病棟で強制入院。コロナは陰性だが絶対安静を強制されて今日に至っています
担当医に2月6日のライブだけはなんとかやらせてくれと頼み込みましたが、それも叶わず。死と引き換えには出来ないといいかえされるほどの重症の肺炎を引き起こしてしまったらしく6日はドクターストップ。絶対安静を命ぜられてしまいました。
とにかくごめんなさい。新譜の製作、ライブの新展開のためにもここは泪を呑んでやめさせてもらいます。
本当に申し訳ない。新たな再起動に向けて休ませてもらいますので、起動したおりにはいままで以上の応援支援声援をお願いします。残念ながら実現しなかったシナロケとのデュオですがちょっと弔いライブを延期させてもらいます。鮎川はもう太陽を溶かした海のごとく永遠となってしまったのだからゆっくり待っていてもらって、再起動した頭脳警察と轟音の中でデュオしよう。
異次元同士のジョイントも「やらなけりゃロックやなか」と言い返したい自分が待ってる…PANTA