Netflixの人気韓国ドラマ「悪霊狩猟団: カウンターズ」シーズン2がいよいよ幕を開ける中、主演俳優のチョ・ビョンギュに不穏渦巻く話題が再び動き出した。「学生時代、チョ・ビョンギュからいじめられていた」と主張するA氏が、「200億ウォン(約20億円)をかけて公開検証をしよう」と事務所側へ提案し、波紋を呼んでいるのだ。
これに先駆け、チョ・ビョンギュサイドはドラマ公開前にA氏を相手取り、全ての費用を負担してA氏の滞在するニュージーランドでの訴訟を検討したが、最終的に行わないことを明かしていた。
複数の韓国メディアによると、A氏は27日に自身のSNSで「100億ウォンをかけて調査しよう」と提案したが、チョ・ビョンギュの所属事務所であるHBエンターテインメントは、「調査を受ければ全てが明らかになる」とし、この件には対応しない姿勢を見せた。しかし29日、A氏は「韓国の調査を受けることにする。事務所もニュージーランドの警察調査を受けることを約束してほしい。公開検証は暴力と検証内容など全て含め、金額200億ウォンに修正提案をする」と明かしたと言う。
また「現在検証進行内容と、計画を事実のまま公開する」とし、200億ウォンの内訳として「既存の100億ウォンは今後の費用支援を約束した方に配当し、その方は配当金相当金額を、校内暴力追放に寄付すると言っている。加えた100億ウォンは配当金65%(証人の同級生3人のうち1人が欠席した場合、10%ずつ上げる)を検討している」と説明。「証人となる3人は、匿名とブラインド保障、嘘探知機と催眠などの条件で、謝礼金支給を所属事務所が同意すれば個別に協議する予定だ」と付け加えた。
その上でA氏は「真実の解明、冤罪の解消、名誉回復、被害補償、時間節約、費用節約など、たった一度の検証で望んでいた全ての事を解決することができる。所属事務所の真摯(しんし)な回答を再び待つ」と伝え「こちらは落ち着いて準備している。決して逃げも隠れもしない。自信がなければ芸能界関係者、側近、フェイクニュース、悪口などで刺激して呼び出さないでほしい」と警告している。
チョ・ビョンギュは放送前に行われた「悪霊狩猟団: カウンターズ」シーズン2の制作発表会で、一連の事態について「慎重に、事実ではないと今も訴え最善を尽くしている。相手が他国にいるため、結論を出すまでに時間がかかっており、そんな状況でいつの間にか放送が目前となってしまった。ドラマ出演俳優として重大な責任を感じている」と言及した。
(よろず〜ニュース・椎 美雪)