青井アナは「皆さん初めまして、青井実と申します」と笑顔で自己紹介し、続けて「民放での仕事初めてでございます。お台場でこのような機会が来るとは22年前の私には想像も付かない状況です。少し不思議な感じもします。新たな人生のスタートということで身の引きしまる思いです」と、引きしまった表情であいさつ。
さらに「この場に立つに当たりましてですね、私の前職の番組を途中で離れてしまったことですとか、私の家族の一連の報道で、ご心配とご迷惑をおかけしたことを、この場を借りて視聴者の皆さまにお詫び申し上げたいと思っております」と、一連の騒動について触れ、頭を下げて謝罪した。
ここまで同件について説明がなかったことについて「お話をする機会が無かったのは申し訳ありません」とあらためてお詫び。「前の会社の中身の話、父の会社の中身の話もありますので、お話できる範囲で」と前置きしつつ、「前の会社の上司から、12月に口頭で注意を受けました。報告を怠ったと。『申し訳ありません』と謝罪しました。(報酬は)全額返納し、役員も退任した」と」と説明した。
またNHK退局と本件の関係性はないと何度も言及。「NHKが嫌になったとか嫌いになったとかではないので、そのことだけはお伝えしておきたい」と主張した。
青井アナは03年にNHKに入局。「NHKニュース7」や「ニュースウオッチ9」など人気ニュース番組に出演してきたが今年1月、自らの申し出で「ニュースウオッチ9」を降板し、同局を退局した。
祖父は丸井創業者という“華麗なる一族”でも知られる青井アナ。親族が経営する関連会社の役員に名を連ねており、スポニチ本紙の取材では、そのうちの1社から役員報酬を受けていたことが明らかになっている。NHKの服務準則では、副業には上司の許可が必要となっており、厳重注意処分を受けた。