「無性に書きたくなって」と題し、長文を投稿。その中で、十数年前の出来事として、次回作は主役に、という話があった映画監督の作品の試写会に行き、その監督と会食したと明かした。「自分の若い時からサブカル的に活躍していた」「海外の映画賞を多数取ったばかり」の映画監督で、その時に、作品の感想を話したところ、気分を害した監督に罵倒されたという。
その時、監督は「以前付き合っていた?という女優の名前を出し、自分の元を去っていった女優がいかに売れたのは自分の功績だと言う事を語り出した」とし、会食中に鈴木が携帯電話に出ると、監督は烈火のごとく怒りだし、「出てけ。お前みたいな女優は二度と顔見せんな」と怒鳴り、鈴木は退席したという。
鈴木は「『性被害』一連の報道を見て、今現在あの日のことを振り返ると、自分の中の本能的な怒りが発動したんだと思う」と当時を振り返り、これまでは沈黙してきたが「でもこれからは違う。泣き寝入りしてはいけない」「この腐った世界を変えてゆかなくてはならないという意識が必要」とした。また、「『枕営業』する女性もいることは事実。自分の弱さを分かっていて自らを与えてしまう女たち。何故くだらない男たちの餌食になるのか、もう一度よく考えてみた方がいい」とも記述した。
そして最後に「こうして自分のような立場の俳優が発信することで、被害に遭ってる方の勇気や励ましに少しでもなれればと思う。あんな性の悪鬼みたいな人たちだけがこの業界を作っているわけではないのだ。若くて才能溢れる人材、頼れるベテランスタッフ、たくさんいる。自分たちが変わると決めて、映画業界がまた新しい息を吹き返すことを願い、これから自分たち世代もまだまだ映画を諦めず、俳優、スタッフ互いの尊重と尊敬、感謝を忘れずに盛り上げていきたい」と自身の思いをつづった。