俳優鈴木亮平(40)が主演を務めるTBS系連続ドラマ、日曜劇場「下剋上球児」(日曜午後9時)最終話が17日放送された。クライマックスとなるラストシーンで、地上波ドラマでは異例の甲子園球場で大規模ロケを実施したことが明らかになった。
最終回で見事“日本一の下剋上”を成し遂げ甲子園に出場した越山高校野球部。ラストシーンでは、越山カラーの緑色に染まった甲子園球場のアルプススタンドを前に笑顔を見せる南雲(鈴木)、山住(黒木華)、球児たちの姿があった。高校野球の聖地である甲子園球場で地上波ドラマのロケが行われるのは異例ということもあり、実際に足を踏み入れたキャスト陣は興奮を隠せない様子だった。そして夏の甲子園大会を再現するべく、夏の装いをした5000人を超えるボランティアエキストラが参加した。
クランクアップした鈴木は「猛暑の中から始まり、この寒い中まで本当にお疲れさまでした。クランクアップしていく皆さんがあいさつでこんなにお話しすることってなかなか無いことだと思っていて、それは、この作品が皆さんにとって特別だからだと思います。そんな皆さんが愛する作品の主演を務めさせていただき幸せだなと思っています」。
さらに球児役の共演者に「これから球児の皆さんの前にはいろいろな明るい未来があると思います。そのときに『下剋上球児』をやっていたあの夏、秋、冬が2回目の青春だったなと思ってほしいです。そして、また別の作品で会ったときにはお芝居のキャッチボールをしましょう。ありがとうございました!」とエールも送った。
また、黒木も「こんなに大切に想える球児の皆さんとお芝居をできたことがうれしくて、いろいろなことを思い出していました。野球に詳しくない私は、皆さんに助けていただきながら“先生”にしてもらったなと思います。スタッフさんも含めて、みんなで『楽しかったね』『疲れたね』と言い合える作品にはなかなか出会えないと思うので、私にとってすごく財産になりましたし、みなさんにとっての財産の一部になれていたらうれしいです。またいつか皆さんとご一緒できるように、またこのメンバーで集まれる日が来るように、一生懸命頑張りたいと思います」とコメントしている。


