本作は、19歳、29歳、39歳と、いわゆる「大台」を迎える前のラストイヤー=「9ボーダー」真っ只中の3姉妹が、父の突然の失踪を機に一つ屋根の下に集結。「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、モヤモヤや焦りを抱え幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を、完全オリジナルで描くヒューマンラブストーリーだ。
第1話で塩野が演じるのは、川口演じる主人公・七苗の元彼の小森誠(こもり・まこと)。小森と七苗は会社の同僚であり、長年付き合っていたものの破局。その後、小森は別の会社に転職したが3年ぶりに七苗と再会を果たす。
<塩野瑛久>
新井順子プロデューサーには舞台『タンブリングFINAL』でお世話になりました。今回、約10年ぶりにご一緒できるということで、とてもうれしかったです。(キャストやスタッフは)以前ご一緒したことがある方たちばかりで、撮影当日をとても楽しみにしていました。現場もとてもいい雰囲気で、「もっとガッツリとこの現場と関わりたかったな」というのが本音です。短いシーンの中でもふくだ監督と台詞の細かい調整をしながらの撮影にはやりがいを感じました。いつも素敵な作品を生み出している新井順子プロデューサーと「またご一緒できるよう頑張らねば」と、より改めて思いました。
9ボーダーについては、僕自身はあまり年齢を意識しすぎないようになりました。俳優という職業は、自分の実年齢よりも、いくつに見えるかが重要だと思っているので、今年からでも年齢を非公表にしたいくらいです(笑)。とはいえ”今だからできる役”というのは確実に存在するので、昔から焦りとは常に隣り合わせです。