連ドラ出演の立川志らく、演技を酷評した神田伯山に「芸人として一番やってはいけない…」の真意

落語家の立川志らく(60)が29日、Xを更新。TBS系連続ドラマ「Eye Love You」(火曜午後10時)で主演二階堂ふみの父、本宮誠役で出演している志らくの演技を“酷評”した講談家の六代目神田伯山(40)に反論した。

26日放送のTBSラジオ「問わず語りの神田伯山」(金曜午後9時半)で伯山は番組冒頭で「志らく師匠の演技を見たところ、めちゃくちゃ大根でした!」と切り出し「でも、だんだん見ているうちに、60歳でいろんなことに挑戦している志らく師匠を見ているうちに、志らく師匠が格好良く見えてきました。今回は志らく師匠アゲアゲ回で行きたいと思います」と語った。

続けて「俺、時間ないから志らく師匠の出ているところだけ見るという。俺、志らく師匠のファンなんじゃないかっていうぐらい」「60(歳)になって大御所になって恥かけないじゃん。でも最前線で自分をさらしてるっていうのが格好良く見えてきて。俺、これ見よう、志らく師匠のところだけ」などと、伯山は志らく出演パートだけを見ると繰り返し宣言していた。

志らくはXで「伯山への小言」と題し長文を投稿。「『Eye love you』の私の芝居を大根だと笑うのはまあ許そう。一番言ってはいけないのが、『志らく師匠の場面だけ見た』『これからも志らく師匠の場面だけ見よう』『内容はラブストーリーで多分面白くない云々』。笑いにはなるが、ドラマを作っているスタッフ、キャストがそれを聞いたらどう思うか。嘘でもきちんと最後まで見た、これからも見ると言うのが芸人としていや、人間として当然のことだ」と指摘した。

さらに「『伯山の講談、最初だけ見とこ』と言われたら?『どうせ講談なんだから難しくて面白くないや』と言われたら?表現者としてきちんと見て評価するのが礼儀だ」と続けた。

実例を挙げた。「全部見て『つまらない』とか『志らくは大根』ならかまわない。小津の『晩春』のラストの笠智衆の芝居を見てそこだけ切り取れば大根。でもトータルで見たら名演だ。志らくの芝居は確かに大根だが、たくさんの人が泣いた、感動したのも事実」と笠智衆の演技を引用し、自らの演技も肯定した。

最後に「今回伯山は芸人として一番やってはいけないことをやったのです。それに私は今回のドラマに大袈裟だが人生を賭けて挑んでいます。おい、伯山、そんな笑いの取り方だから、そりゃ粗品も激怒するよ 明日火曜日夜10時、第二話!」と締めくくった。

伯山はラジオで他にも志らくの演技について語っていた。ストーリーについては「娘さん(二階堂ふみ)が事故に遭っちゃって。十数年前。回想のシーンで娘さんが海に落ちちゃって。それに対して、志らく師匠が娘の名前を呼ぶのよ、侑里(ゆり)〜って。それが超大根なの。世界観を壊すぐらいの。大根だな、これ素人来たなっていう」と流れるように語った。

その回想シーンで父役の志らくが海に飛び込んだといい「志らく師匠が海で一生懸命もがいている姿とか。ちょっと面白かった」。さらに「だんだん心打たれてきて、なんかカッコいいんじゃないのかなと。二階堂ふみさんって、(23年7月期TBS系連続ドラマの)『VIVANT』女優でしょ。『VIVANT』女優相手になかなかできないじゃん。くそド素人がさ。恥ずかしいもんだよ、出来としてはさ」と続けた。

「だけど、それが俺からすると、新しいことに挑戦して…(志らくが)『伯山な、俺たちは恥をかいていく商売だ』っておっしゃっていたの。まさにいい感じの恥をかいていらっしゃる感じが」と結論づけた。

志らくは伯山の番組放送終了後、Xで「伯山は悪い奴だなあ。私が大根だということをラジオでバラしやがって。多くの視聴者は志らく師匠の芝居で泣かされましたって言ってくれてたのに。私の身内はオンエアを見て、演出と編集と効果音でなんとか大根がバレなくてよかったと喜んでたのに」とツッコミを入れていた。

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