■“いい男”なのに恋愛迷子になっちゃった、赤楚衛二“向井くん”の恋物語
本作はねむようこ氏の同名コミックスが原作。主人公の向井悟は恋愛の仕方を忘れちゃった、33歳・実家暮らし。雰囲気も性格も良く、仕事もできて先輩にも後輩にも好かれてる“いい男”なのに、ふと気づけば、10年間も“恋”をしていない恋愛迷子となってしまう。
赤楚が主人公の向井くんを、向井くんが忘れられない10年前の元カノ・藤堂美和子役に生田絵梨花、向井の妹・武田麻美役に藤原さくら、麻美の夫でスパイス&バー「パイレオ」の店主・武田元気役に岡山天音、向井家の母・向井公子役で財前直見が出演。
さらに、向井の会社の後輩・河西翔太役に内藤秀一郎、向井の恋の相談相手となる坂井戸洸稀役に波瑠、洸稀の同僚でスマートな恋愛強者・環田和哉役で市原隼人が出演している。
■赤楚衛二“向井くん”、藤間爽子“チカ”のいう「大人の付き合い」に頭を抱える
チカと結婚を見据えた付き合いを始めた向井くんは、デートで結婚式場のブライダルフェアへ。チャペル見学やコース料理の試食などをした向井くんは、思っていたよりも楽しく感じていた。そしてチカとの結婚に向け「不快じゃない」を超えるため、とりあえず手をつなぐことから始めようとする。そんなとき、チカに言われた「向井さんとは年相応な大人のお付き合いができそうですね」の言葉に頭を悩ませ始める。
会社の同僚・環田と「大人の恋愛」をしている洸稀らのことが理解できない向井くんが、自分の恋愛論を言い続けていると、突然バレーボールのレシーブ特訓のシーンへ。洸稀が向井くんの恋愛論にボールを打ちながら反論すると、向井くんがレシーブをしながらさらに反論していく。するとマシーンが登場。洸稀からの強い言葉とマシーンからの速いボールに、向井くんはノックアウトされてしまった。
■赤楚衛二“向井くん”、ついに藤間爽子“チカ”に本音をポロリ「正直疲れます…」
洸稀とは意見は違えど、人としてしっかり向き合えていると感じていた向井くんは、チカを元気のお店に誘って普段の自分をさらけ出そうとする。しかし、そこでもチカの口から出るのは両親へのあいさつとか貯金の話とか、結婚にまつわる話題ばかり。「やめませんか、そういうの…正直疲れます…」。向井くんは思わず本音が出てしまい、チカとの間に気まずい空気が流れる。
最低な言い方をしてしまったと反省した向井くんだったが、こんなときに頼れる友達がいない。そこで、大学時代のサークル仲間・村田(入江甚儀)と一緒にボルダリングジムへ。すると、同じサークル仲間の杉(野村麻純)と久々に再会する。二児の母となった杉、「結婚経由のバスから降りた」という村田の話を聞きながら、向井くんは自分の目的地を見つめ直す。
■赤楚衛二“向井くん”と藤間爽子“チカ”が同じ結論…「私たち、別れましょうか」
向井くんと会ったチカは、本音を語りだした。今まで仕事重視の人生を送り、恋人と一緒に海ではしゃぐような恋愛はファンタジーの世界のことだと思っていたという。するとチカの手を取った向井くんは、一緒に海へ向かった。自分を解放するように海に向かって叫ぶチカに、向井くんも本音をぶつけた。そして「私たち、別れましょうか」と、向井くんとチカは同じ結論を出した。
一方、帰宅しようとしていた洸稀は、環田から誘いの電話を受けていた。洸稀はヒールが壊れてしまったのもあり、環田の家で少し休むことにする。環田から「朝ごはんを食べよう」と誘われ続けているのも断ち切り、ひとり帰宅していた洸稀は、向井くんとバッタリ。互いが誰かに会いたがっていたタイミングでのこの偶然は、運命にも思える。
10年ぶりの彼女ともあっという間に別れることになった向井くんは、杉の声掛けで、ボルダリングサークル仲間の飲み会に久しぶりに参加することに。すると、そこに元カノの美和子が現れた。
■赤楚衛二“向井くん”が「大人の付き合い」に悩む姿が視聴者の心にささりまくり
チカのいう「大人の恋愛」に悩む、向井くんの姿が視聴者の心にささりまくる。「大人の恋愛とは何か。結婚とは何か。勉強になりました」「結婚を焦る気持ちも、出産のことも、卵子凍結のことも、考えるよねぇとしみじみ共感しちゃいました」「みんな血が通った人間!って感じがしてすごく愛おしくて、なんか分からんけど泣いてしもた」などとSNSで盛り上がり、初回から4話連続でトレンド入りを果たした。
第5話予告映像では、飲み会で美和子と10年ぶりに再会した向井くんは、この状況をどう乗り越えればいいのか複雑な表情を見せる。そしてなぜか美和子と街で会い、美和子の家にいる向井くんが映る。さらに、「これは妄想?幻?」。自分にあきれる向井くんや、洸稀に失言してしまうシーンも。美和子との10年ぶりの再会で予想外の展開になるという第5話は8月9日(水)放送予定。
◆文=ザテレビジョンドラマ部