俳優、豊川悦司(60)が4日、大阪市北区の大阪ステーションシティシネマで行われた主演映画「仕掛人・藤枝梅安」(河毛俊作監督)の公開記念舞台あいさつに登壇した。
腕の良い医者という表の顔と、生かしておけない者たちを闇に葬る冷酷な仕掛人という裏の顔を持つ藤枝梅安役。
劇中、梅安は料理屋「万七」の内儀・おみの(天海祐希、55)の殺害を依頼される。この日は「万七」の主人、善四郎を演じた俳優、田山涼成(71)も京都での仕事終わりに急きょ駆け付けた。
「田山さんと天海さんのシーンがすごく好き。コメディータッチな部分もあるけど、その奥に男と女の愛だけでつながらなかった切なさが見えてジ〜ンと来ました」
豊川の言葉を受けて田山は「私、この世界長いんですけど、携帯電話を持って初めて番号交換したのが天海さんだった。ショートメールで連絡取り合っていたけど、断ち切れて…。それが今回(共演が決まって)来ました! うれしかったですねぇ」と笑顔。夫婦役とあって、「セットに夜具が敷いてあったのを見てドキドキでございました」と明かした。
また、胸元に手を入れる場面では田山が「絶対さわりませんから!」と気遣うと、「かまいませから」と言われたそう。これには豊川も「天海さん、〝男前〟ですからねぇ」と納得顔だった。