11年ぶりの同枠出演となる佐藤は、“すべてが謎の男”の真礼(まれい)を演じる。横浜の自宅で愛犬・フランを飼っているということ以外、すべてが謎。怪しげな雰囲気を漂わせ、横浜の街をふらふらと徘徊(はいかい)する。
主演の3人をはじめ、計17人のキャストが登壇したが、佐藤を除く16人は「逃亡編」「地方テレビ局編」「レストラン編」に分かれて着席。どこにも属さない佐藤は、1人離れた場所に着席した。各パートごとの冒頭あいさつが終わった後、二宮が「あと、知らないおじさんが1人いる」と指摘すると、佐藤はさらに距離を置き、いじけたような表情に。各パートが盛り上がると、「楽しそうだな、この野郎!」と疎外感に怒りをにじませていた。
自身の役どころについては「知らないよ!」とネタバレ回避に必死な様子。「“謎の男”というのは、意訳すると、ミスリード役。いかに視聴者をひっかけて、別の方向に振り回せるかという役どころだと思います」と期待を高めた。
そして、唯一明かされている「愛犬・フランを探している」という点について追及されると「3歳。ブルテリア。メス。やんちゃな子で本気で噛んでくるなっていう子なんですけれど、彼女はやってくれると思います」と淡々と説明。二宮に「3ヶ月、犬探してるってすごいな」と感心されると、「1日だよ!」と設定を守り、笑いを誘った。
同作は、クリスマスイブという“たった1日”の出来事を1クールかけて描く謎と愛と奇跡の物語となっている。主人公は別々の人生を歩んできた、全く関わりを持たない3人の男女。劇中では、3人の物語が同時並行で進行し、次第に運命の交錯へと導かれていく。第1話から張られる伏線は、最終話ですべて回収され、映像、セリフ、表情すべてがヒントとなるという。
会見には、二宮、中谷、大沢、佐藤のほか、中川大志、松本若菜、中村アン、福本莉子、小手伸也、加藤諒、大水洋介、丸山智己、梶原善、桜井ユキ、井之脇海、今井英二、江口洋介も出席し、MCは伊藤利尋アナウンサーが務めた。