京都大学大学院教授で元内閣参与の藤井聡氏が13日、ABCテレビ「正義のミカタ」に出演。東京都知事選を振り返り、「選挙が得意なヤツが票を集めるような選挙になってる。詐欺と同じです」と語った。
藤井氏は「この(都知事選の)結果を受けて、本当に日本の民主主義は危機的…というより危機の真っ只中。日本の行く末は極めて暗いなと思わざるを得ない」と総括。「ここまで真剣味がなくなったか…。選挙は本来、人物の信頼感、その次に政策」とし、次点で一躍“時の人”となった前広島県安芸高田市長・石丸伸二氏がについては「石丸さんに至っては、TikTokじゃないですか。演説もいろいろ聴きましたけど、基本的に政策内容じゃなくて、イメージで押しちゃってるんで、人気投票に近くなってる。従ってこれは民主主義の制度を根底から破壊するような選挙が行われた」と話した。
「民主主義の危機」については、「選挙はその地域を豊かにする人が選ばれなければいけないのに、それとは無関係に、選挙が得意なヤツが票を集めるような選挙になってしまった。有り体に言えば、これは詐欺と同じです」とバッサリ。これには司会の東野幸治が「うーん…」と渋い顔を見せていた。