Kis−My−Ft2藤ケ谷太輔（35）が14日、都内で、主演映画「そして僕は途方に暮れる」（三浦大輔監督）公開記念舞台あいさつに出席した。役への没入ぶりを共演陣から心配される一幕があった。
18年に藤ケ谷主演で上演された同名舞台の舞台版で、あらゆる人間関係を絶っていく自堕落なフリーター菅原裕一を演じた。
撮影開始まもなく、藤ケ谷との共演シーンがあったという毎熊克哉（35）は「初めてお会いしたのでどんな方分からなかったけど、撮影序盤から藤ケ谷さんの追い込まれ方がすごすぎて心配になった」。また「この人、この先生きていけるのかなと。それくらい大変だった」と藤ケ谷の様子を振り返った。
前田敦子（31）も、再び撮影で顔を合わせた際の藤ケ谷の痩せ方に驚いたといい「久しぶりにお会いした時にげっそりしていて、大丈夫かなと。子鹿のようにげっそりしていたので、心配でした」と語った。
藤ケ谷は「三浦組に一生懸命取り組むと痩せていきます」と笑わせ、渦中にいた自身を「どういう状況か分かっていなかった。あの時の自分ってどんなだったのかな、と改めて思います。かわいそうです」と振り返って苦笑した。
あらゆる面倒事から逃げ続ける役どころだが、キャスト陣は藤ケ谷が演じた裕一に「共感する」という。藤ケ谷は「でしょう？」とうなずくと、「最初は反感から入るけど、気付いたら共感や応援する部分がある。うまくできているなと改めて思います」と監督の手腕に賛辞を贈った。そして「僕たちの新しい一面を引き出してくださった監督に感謝したい」と笑顔を見せた。
中尾明慶（34）香里奈（38）野村周平（29）も登壇した。
