「timelesz(タイムレス)」の菊池風磨(29)が、23日放送の日本テレビ「あの頃からわたしたちは」(後11・00)に出演。自身が出演した2014年放送の学園ドラマ「GTO」を振り返った。
菊池は「GTO」について「僕にとっての、いわば分岐点のようなドラマ」とコメント。「そこでもらった刺激とか、変わった考え方っていうのが、その先の自分に活きているので」と、俳優としての価値観を変えた作品であることを語った。
現場ではムードメーカーだったが、共演者に対し劣等感も抱えていたという。人気アイドルだったことから、菊池はオーディションを受けずに主要キャストに抜てきされており「生徒のみんなとしても、“なんだコイツ”みたいな雰囲気が、どうしてもあって。アイドルが芝居やってさ…みたいな」と、後ろ指を指される感覚があったと話した。
生徒役で共演した俳優の堀井新太や竜星涼らに対して、自ら「好きじゃないでしょ、俺のこと」と告げたことも。「リハも参加できてなかったし、みんなオーディションとかだったんだよね。俺はオーディションもなかったし、“嫌でしょ”っていうのを言って…」と明かした。
「俺は気にしてないけどな」と返す俳優もいた一方、堀井は「嫌だ!」とキッパリ回答。菊池は「そっから、すごいスイッチが入ったの。“お前の枠は、オーディションでいったら、何百人、下手したら1000人くらいが獲りたい席なんだよな”みたいな。それで、考え方っていうか、一気に“これは負けてらんないな”って思ったの」と意識が変わったことを語った。
その出来事をきっかけに「お芝居なんて分かんないけど、姿勢っていうところで、今まで通りのやり方じゃダメだなって思った」と、演技に対する気持ちを新たにしたという。