フジテレビ「私のバカせまい史 誰も調べたことのないバカ歴史」が1日、放送された。クイズ番組での芸人の立ち振る舞いが変わったきっかけをつくった芸人を名指しした。
この日は「いつからボケられなくなった…クイズ番組 芸人の苦悩史」を特集。かつては、クイズ番組では不正解のボケ回答を要求されていた芸人が、現在は真面目な正答が要求されるようになった歴史を紐解いた。
フェーズが変わったのは2005年のテレビ朝日「芸人ランキング全国一斉○○テスト」だった。芸人たちの雑学力を競う番組で、出演した品川庄司の品川祐が「僕はこの番組のクイズのためだけに、勉強してきました」と宣言。ズバズバ正解した。
品川は、スタッフから「勉強してほしい」とリクエストされた上で、「芸人のくせに勉強してきた」というボケを実行。実際、スタジオでは、品川が正解する度に爆笑が起きたという。
しかし、「『勉強してきた』って言う方が笑いを取りやすいって気付いて、みんなが言い出した。ちょっと待ってよ、えぇ!俺のノリだったのに」と戸惑ったことを回顧した。
スタジオでは、同番組に出演していた伊集院光が「間違った方向にマネしたヤツを覚えている」と証言。「実名出していいのかな」と逡巡しながら「勉強してきたんですって、ボケじゃないラインで言い出したヤツ。クワバタオハラの小原(正子)です」と暴露した。
その瞬間、プレゼンターの霜降り明星せいやは「犯人だー!小原さん逮捕!」と絶叫。バカリズムも「アイツかー!」と悪ノリした。伊集院は「アイツはアイツで真面目だから、好感度上がると思ったんだけど、芸人じゃない人も『勉強してきました』って言い出したんだよね」とフォローしていた。