花江夏樹“慎平”の覚悟とやるせなさが胸を締め付ける、クライマックスへの序章<サマータイムレンダ>

アニメ「サマータイムレンダ」(毎週木曜深夜0:00-0:30ほか、TOKYO MXほか) の第20話が8月25日に放送。前回に続き、主人公を担当する声優・花江夏樹の声を使い分けた圧巻の演技が披露されるなか、ストーリーはつらさのある展開となった。(以下、ネタバレがあります)

■ひづるがシデと戦う一方で、慎平が駆け付けた先には…

同作は漫画誌アプリ「少年ジャンプ+」(集英社)にて2021年まで連載され、累計1億3000万PVを獲得した田中靖規による同名漫画が原作。主人公の慎平が幼なじみ・潮の死をきっかけに、生まれ故郷である和歌山県の離島・日都ヶ島に伝わる謎の存在“影”と死闘を繰り広げ、真相を解き明かしていく。全25話、2クールかけて物語を完結まで描く。

主人公・網代慎平の声を花江夏樹、海難事故で命を落として“影”となった慎平の幼なじみ・小舟潮を永瀬アンナ、潮の妹・澪を白砂沙帆、14年ぶりに島に戻って来た女性・南方ひづるを日笠陽子、猟師・根津を浦山迅、慎平の親友・菱形窓を小野賢章、窓の妹・朱鷺子を河瀬茉希が務める。

TOKYO MX、BS11、カンテレ、九州朝日放送、アニマックス、J:テレでの放送の他、ディズニープラスにて見放題独占配信中だ。

第20話は、ひづると雁切=シデ(CV:小西克幸)が激闘を繰り広げる一方で、慎平と“影”澪は、澪たちのいる場所へ。そこにはもう一人の雁切がおり、澪たちは別の場所に向かわされたあとだったが、雁切を“影”澪が刺殺。その後、影の気配を頼りに移動すると、朱鷺子が息絶える寸前だった。

■仲間を助ける強い覚悟を感じさせる花江の演技

前回もその凄みに驚かされた、慎平の姿に変身したハイネの声を演じる花江。“影”慎平とも、もちろん慎平とも違う声色で、今回もひづるを追い詰めていく様子に震えた。

そこから慎平のシーンへと移り、澪、窓、そして朱鷺子が相次いで死亡してしまう展開に。さらに、ひづるたちもすでにシデに倒されたと考えた慎平は、自ら死んでループをして時間を戻り、みんなを助けようと決断する。

“影”澪に向かって言う「黙ってついて来い」とのせりふは、慎平の覚悟がにじみ出ていて、かっこよかった。

■ループがもたらす悲劇

慎平にとって9週目のループ。澪と窓がまだ生きている時点で会うことができ、助けられた。そして、慎平は“影”澪とひづるたちの元へ急ぐ。しかし、慎平がループするとハイネとシデも追っているため、シデは戦うひづるの行動が読めてしまうことに。

ループすることで何度も対処してきた慎平だが、その能力にも限界がある。終盤では、そんなやるせなさが描かれた。

全25話ということで、いよいよクライマックスへと向かう。次回、第21話は9月1日(木)に放送される。

◆文=ザテレビジョンアニメ部

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