芦原妃名子さん訃報受け「脚本家を責める流れになってはならない」漫画家で議員の赤松健氏訴え

漫画「ラブひな」「魔法先生ネギま!」などの作者で参院議員の赤松健氏(55)が29日、自身のX(旧ツイッター)を更新。昨年10月期放送の日本テレビ系連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者芦原妃名子さんの訃報を受け、思いをつづった。

赤松氏は「あってはならない事が起こってしまった。漫画や小説のメディアミックス企画(アニメ化やドラマ化)では、昔から頻繁に『原作者の望まない独自展開やキャラ変更』などが問題になってきた」と説明。「もっとも近年は『原作者へのまめな報告や根回し』が行われるようになり、昔のような『原作者が協力を拒否して(オリジナル企画へと)タイトル変更』などというような事は少なくなってきたと思う」と印象を語った。

その上で「それでもまだまだ『(原作者への)事前説明の徹底』と『二次使用に関する契約書』の詰めが甘い」と指摘し、「この2点は主に出版社と制作側(製作委員会など)側の問題だが、原作者側でも『事前の説明で納得がいかなかったり、後から約束と違うようなことがあった場合の相談場所やその知識』が必要になってくると考える」と説明した。

脚本家側についても「脚本家がオリジナリティを発揮できない(やり甲斐が少ない)ことも創作の職業としては問題で、ここにどう折り合いをつけていくのか、業界団体(や場合によっては議員チーム)で検討する組織体を作るべきだ。そして今回に関しては、脚本家を責める流れになってはならない」と訴えた。

芦原さんは今月26日までにXアカウントを開設。同ドラマでは第9話、第10話の脚本を手がけていたが、その際制作陣側との間に起きた食い違いのような事態について、「私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」などとしてその背景を記すなどしていた。

一連の投稿はネット上で注目を集め、その後、芦原さんは28日までに当該ポストを削除し、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」となどと謝罪していた。

◆主な悩み相談窓口 ・いのちの電話 ナビダイヤル =0570・783・556(午前10時〜午後10時) フリーダイヤル=0120・783・556(午後4時〜同9時。毎月10日は午前8時〜11日午前8時) ・日本いのちの電話連盟 https://www.inochinodenwa.org/

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね♡
URLをコピーする
URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アフィリエイター初心者です!よろしくお願いします。

目次
閉じる