芦原妃名子さん『セクシー田中さん』ドラマ化めぐり、最新刊で明かした悩み 「恐らくめちゃめちゃうざかったと思います」

 昨年、ドラマ化された漫画「セクシー田中さん」の原作者である芦原妃名子さんが急死し、漫画家やファンを中心に動揺が広がっている。現在の最新刊である7巻にはドラマ化についての心情も明かしていた。

 原作漫画は「姉系プチコミック」(小学館)で連載中で、昼間は経理部のOLとして働き、夜はベリーダンスを踊る「田中さん」を取り巻く人間模様を描いている。ドラマは、日本テレビ系で昨年10月から、木南晴夏主演で放送された。だがドラマ化にあたり混乱があったことを示唆する投稿が脚本家、芦原さん双方のSNS上で発信され、波紋を広げていた。

 昨年10月10日に発売された最新刊である7巻に、芦原さんはドラマ化についてのコメントを載せている。「まだまだ連載半ばの作品なので、賛否両論あると思いますがキャラやあらすじ等、原作から大きく逸れたと私が感じた箇所はしっかり修正させて頂いている」と実情を明かしてファンを安心させ「(恐らくめちゃめちゃうざかったと思います…。)」と申し訳なさそうに添えた。

 まだ連載中の作品をドラマ化するために必要となる「オリジナルの展開」についても理解を示し、「必要なアレンジについては、あらすじからセリフに至るまで全て私が書かせて頂いてます。恐らく8話以降に収録されるはず」と説明。「色んな実写化への関わり方があると思いますが…あれこれ悩みつつ今回はこういう形をとらせて頂く事になりました」と報告していた。

 ファンの中には、このコメントを思い出す人もおり「これなら安心して観れると思ったのに」「このメッセージを読んだ時、物凄く違和感があったけど、ずっと悩まれてたんだと思う」などの声もみられた。

◆厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口は以下の通り。

 ▽いのちの電話

 (0570)783556(午前10時〜午後10時)

 (0120)783556(午後4〜9時、毎月10日は午前8時〜翌日午前8時)

 ▽こころの健康相談統一ダイヤル

 (0570)064556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)

 ▽よりそいホットライン

 (0120)279338(24時間対応)

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