腎臓に腫瘍が見つかったことがわかり、病気療養中だったHOUND DOG大友康平(68)が12日、東京・EXシアター六本木で単独ライブ「HOUND DOG LIVE 2024“LOVE&LIVE”」を行った。
今年1月18日に、所属事務所を通じ、23年11月の定期検診で所見が認められ、その後、検査入院したところ腎臓に腫瘍が確認されたことを報告。早期で、手術も行うことから3月に予定していた同ライブをキャンセルし、療養することを発表。2月には、この日などの振替公演開催を発表していた。
オープニングは「DEPARTURE」。七色のレインボーカラーの照明に包まれたステージで「Good−bye My Loneliness めぐり逢えた 絆を守りたいどんなときも 生きるチカラを信じてる」と歌いだし、今回の病に立ち向かった自身に重ねる曲からスタートさせ「帰ってきたぜ!!」とシャウトした。
大友は「生きているといろいろあるけど、俺は不死身のロッケンローラー!」と駆けつけたファンを鼓舞すると、アンコールを含む全18曲、w時間を超えるステージをノンストップで駆け抜けた。
また代表曲「ff(フォルティシモ)」の歌詞にも触れ「1985年当時、愛を歌うのはロックじゃないって言われてきたけど、愛することは生きること、生きることは愛することで、正解はないけど愛することで生かされるわけだと思い、今回のツアータイトルをつけました。みんながいてくれて自分がいるとステージに戻ってきて実感しています」とファンに感謝も伝えた。
今回のライブは、6月に大阪公演、8月に仙台公演を予定しているが、さらに秋には、昨年に続きHOUND DOGの楽曲をアコースティック調にリアレンジしたライブ「僕の歌は、君の歌〜K’s Selection 2024〜」を開催することをサプライズ発表。25年のメジャーデビュー45周年に向けて、ますます意欲的に活動を進めている。