今作は、羽生と写真家・蜷川実花氏による4度目のセッション。「心」と「技」をテーマに、8つのシチェーションで撮り下ろした。『羽生結弦写真集 Shin』はオールモノクロ、『羽生結弦写真集 Gi』はオールカラーとなっている。
羽生は「今年も蜷川実花さんに写真を撮っていただきました。いろいろなセットを用意していただいたので、それぞれの世界観を楽しんでいただけたらうれしいです。僕も一生懸命がんばりました!」とコメント。蜷川氏は「羽生結弦さんの撮影は回を重ねるごとにハードルが上がっている気がします。毎回、『必ずいいものにしよう』と思って臨んでいますが、今回も私の想像を遥か高く超える表現を見せていただきました」と自信をのぞかせた。
『羽生結弦写真集 Shin』では、30歳を迎える羽生の原点に迫る。キービジュアルは、雨粒に打たれたようなシチュエーションで激しい表情を見せたカットからセレクト。スタジオのBGMにシンクロした浮遊感ただようダンス、都会的なネオンの前でのアンニュイな瞳、すべての音が止まったかのような静寂など、羽生の表現の原点に迫った写真の数々をオールモノクロで届ける。
「心」をテーマにしたインタビューでは、プロ転向後2年目を振り返り、得たものと描く未来に迫る。聞き手には、スポーツライターの松原孝臣氏を迎えた。写真集コンセプトにあわせた企画も予定し、ファンから羽生へのQ&Aも収録する。
『羽生結弦写真集 Gi』では、羽生が29年で築き上げた表現力に迫る。キービジュアルは、オレンジが差し込むひまわりのセットですべてを内包するような表情が印象的なカットをセレクト。生命力にあふれる花のなかで特別な存在感を放つ。桜の花びらに囲まれたセットでは、自ら花びらを手に取り、次々と表情を変化させていく。その一部始終をオールカラーで届ける。
「技」をテーマにしたインタビューでは、羽生の表現の原点に迫る。プロ転向2年目に挑戦したアイスツアー『RE_PRAY』『notte stellata 2024』『ファンタジー・オン・アイス』などのレポートも収録する。