日本将棋連盟の羽生善治会長が14日、X（旧ツイッター）を更新。忘れ物にまつわるエピソードを披露し、反響を呼んでいる。
羽生氏は「暖かくなりましたので背中が涼しくなった話をひとつ」と切り出し、「数日前スマホ、クレカ類、財布、身分証諸々、家の鍵、将棋手帳が入った鞄を路線バスのバス停ベンチに丸ごと忘れて来てしまいました」と衝撃的な出来事を紹介。スーツのポケットに入れていた交通系ICカードでバスに乗車し、帰宅したため「門を開ける時にようやく鞄を失くした事に気が付いて久しぶりに背中がヒヤッとしました」という。
その後、妻と一緒にiPhoneを探す機能で位置情報を追い、現場へ向かうも「鞄は無く近くの警備員さんにお聞きすると、タクシーの方が止まって鞄を持って行かれたと教えてもらいました」とのこと。再び、位置情報を確認したところ、「少し離れた警察署で止まっています」と、警察署へ向かうことに。幸い、かばんは見つかり「バス停にポツンと置かれて鞄を車内から見つけて、わざわざ警察署へ届けて下さったのだそうです。ドライバーさんのお心遣いと日本の治安の良さ、幸運に感謝しました」とつづった。
さらに羽生氏は「あの時のタクシードライバーさんには心より御礼申し上げます。本当に助かりました。ありがとうございました」と感謝。「以後、バス停ではぼんやりとしないよう気をつけて行動したいと思います」と気を引き締めた。
このエピソードにネットユーザーたちは「よかったよかった」「大事なものが全て戻ってきて何より」「日本の誇れるところだなあ」などと安堵。また、「まず、羽生さんって路線バスに乗るんだ」「あの羽生さんが普通にバスに乗るなんて想像できない」と羽生氏の私生活に驚く声も目立った。
