俳優綾野剛（41）が11日、東京・テアトル新宿で行われた主演映画「花腐し」（荒井晴彦監督）公開記念舞台あいさつに出席した。
松浦寿輝氏の同名小説原作で、綾野演じるピンク映画業界の監督と脚本家志望の男が、ある女優との出会いをきっかけに人生を揺れ動かしていく人間物語。
綾野は「この作品を届けるにあたっていろんな思いがあります」と語り「懐かしいノスタルジックのような映画の匂いもあって、この現代にこういう映画があるから（業界が）古くならないと思えました。役者の皆さんにとっても、見ていただくみなさんにとっても大切な作品になっていたら幸いですし、この作品が想像できない育ち方をしていることを願ってます」と話した。
また、同じく登壇した荒井監督は綾野について「優等生ですよ。意外と真面目で気配りがある」と評していた。柄本佑、さとうほなみも登壇。
