タレントでファッションデザイナーの篠原ともえ(44)が、3日放送のフジテレビ系「だれかtoなかい」(日曜後9・00)にゲスト出演し、バラドル(バラエティーアイドル)時代の葛藤について語った。
90年代に奇抜なファッションととびきり明るい性格のバラドルとして大人気になり、シノラーファッションで世の少女たちの憧れになった。この日はかつて同じ寮に住んでいたという、女優の仲間由紀恵(44)とクロストークした。
篠原といえば、大御所タレントにも気後れせず、ずけずけと間合いを詰めるキャラクターでも人気だった。一方、デザイナー業へシフトしていくうち、当時のイケイケキャラは影を潜め、落ち着いた大人の女性へと変貌していったことでも話題になった。
MCの中居正広からは「そんなに言うほど失礼なことを言いたくないのになとか、そんなに明るくできないな、みたいなのはなかったの?」と、自身のキャラについて問われた。
篠原は「あんまりキャラクターでは悩んでなかったですね」と意外な回答。それよりも悩んでいたのは、デザイナーとしての自身の資質だったという。「どっちかというと、自分が本当に物を作るのが好きなのに、それを本職にできるかなという不安。自分の服は作れるけど、そのクリエーションを人に渡せるものなのかという葛藤はすごくあったけど、デビューのころから絶対にデザイナーになりたいとは思っていたから」。服飾関係の大学にも通い、今は夢が叶い、デザイナーを本業として活躍している。
当時から「曲も歌詞も作ってました」という篠原。「普段からどんな服がおもしろいとか、想像しながらずっと描いてた」と、超多忙の中でもデザインだけは忘れていなかったと明かした。