プロ野球日本シリーズ第6戦を中継したフジテレビは、後番組の「土曜プレミアム・映画『ワンピース フィルム ゼット』」を予定より55分遅れの、午後9時55分から放送を開始した。
プロ野球の日本シリーズは、地上波では民放各局が中継を担当している。当日の新聞ラテ欄に掲載されていた当初番組枠(関東地区)で、次番組の開始予定時刻は
第1戦 フジテレビ 午後8時54分
第2戦 テレビ朝日 午後8時56分
第3戦 フジテレビ 午後8時54分
第4戦 TBS 午後10時
第5戦 フジテレビ 午後8時54分
第6戦 フジテレビ 午後8時54分
となっていた。午後9時台いっぱいまで当初から確保していたのは、第4戦のTBSのみだった。
日本シリーズは午後6時30分から試合が始まっており、試合が2時間20分程度で収まらないと、放送枠の延長が必要となる。今季のプロ野球は公式戦での9回までの試合時間平均は3時間9分だった。
また、神宮球場での中継は、雨天順延の場合などに備え、当該時間のために別番組を用意する必要がある。
相次ぐ放送枠延長をめぐるネット上での騒動は、“風物詩”になりつつある。ツイッター上では「日本シリーズの流れでそのままワンピースも見ちゃおう」「毎度おなじみ、延長で後の番組見たい視聴者が怒ってますが、フジがワンピースやりたいのはわかるけど、やっぱり最初から10時まで枠取るべきだよね」「またなんでこの日本シリーズの後にワンピースを入れた?絶対に延期して荒れるのわかってるんだからさ」「ワンピースの映画を日本シリーズの後に放送は正気の沙汰とは思えん。延長の可能性あるんだからもっと柔軟性ある番組やればいいのに」など、様々な声が投稿されている。なお前提として、民放の番組は、スポンサーの提供により放送されている点を考慮しないとけない。
第7戦が行われる予定の30日もフジテレビが中継するが、後番組は午後9時48分からの予定。同局がこれまで中継していたよりも約1時間、放送枠が長く取られている。