元フジテレビの笠井信輔アナウンサーが22日、自身のブログを更新。前橋市の群馬県立県民健康科学大で行われた日本赤十字社の献血セミナーで献血協力者への感謝を込めて土下座で最敬礼の姿勢を示したことを明かした。
「私は、抗がん剤の副作用で、頭痛が止まらず、輸血をするしか頭痛を治す方法がありませんでした 輸血をしたら、本当に見事に頭痛が治りました 私たち輸血をいただいたものはもう献血ができないので献血協力の皆さんには感謝しかありません」とつづった。
今回のセミナー参加者は献血経験者ばかりで、会場で回数を聞いたところ50回以上と答えた人が3割以上いたという。「その瞬間、私ステージ上で土下座してました みんな笑ってましたがこれ以上ない感謝の表現です いくら薬を飲んでも治らなかった頭痛が、輸血いっぱつで治りました こうした皆さんの善意のおかげで、私たちのような患者たちが助けられてるんです」と居ても立ってもいられなくなったようだ。
笠井アナは2019年に血液のがんの「悪性リンパ腫」に罹患(りかん)していることを公表。闘病の末に20年6月に完全寛解したと主治医から伝えられたことをブログで報告していた。