笑福亭鶴瓶(72)が10日、都内で行われた世界的アニメーション・シリーズ「怪盗グルー」の最新作「怪盗グルーのミニオン超変身」(7月10日公開)の日本語吹き替え版キャスト報告会に出席した。
主人公のグルーをシリーズ1作目から14年務めており、「やっとこの日にかぎつけました。久しぶりでうれしい」と7年ぶりの声優をした喜びを語った鶴瓶。監督の要求には厳しいものがあったそうで「今回は苦労した」という。
グルーファミリー3姉妹の末っ子・新アグネス役に抜てきされたスーパー小学生の児玉すみれは、本作が初めての声優挑戦。「100回ぐらいミニオンを見て勉強した」という。報道陣がたくさん集まる会場でも緊張せずにハキハキと語る児玉の姿に、「なんやこの子…」と終始感心していた鶴瓶。「とってもうれしいです」とグルーを演じる鶴瓶に会えた喜びを伝える児玉に「それじゃあやり続けるわ」とメロメロだった。
作品にちなみ「強化したいこと」を尋ねられ「もっとテキパキ歩けるようになりたい」と告白。「俺よりも年いったおっさんに街で抜かされた」と悔しさをにじませ、「ショックだった…」とエピソードを語った。
本作はグルーJr.と三姉妹を相手にグルーの父親としての奮闘する姿が描かれる。
6月16日の「父の日」を目前とし、児玉から鶴瓶に「ミニオンカラー(黄色)」のバラの花束のプレゼントが。「本当のお父さんにもちゃんとあげるんだよ。これ持って帰っても良いからね」と冗談をいい、会場は笑いに包まれた。花束をぎゅっと握りしめた鶴瓶。「うれしい」とサプライズを喜んだ。
この日、共演の片岡愛之助、山田杏奈、児玉すみれ、三木眞一郎、小林ゆうらが登壇。ミニオンも声優キャスト達の応援に駆けつけた。