立憲民主党の長妻昭政調会長が8日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。消費税の増税について言及した。
長妻氏は、消費税の増税について聞かれ、「防衛増税も議論がありますよね、政府の中で。これ個別、単品ではなくて防衛費もかかる、子育て予算もかかる。そして、何よりも社会保障の自然増というのがある。社会保障を全然充実させなくても、どんどん高齢化によってお金が雪だるま式に増えていく。ですから、もろもろのところをセットで議論していただきたいし、私たちは消費税という前に行例改革を徹底的にやる」と話した。
そして、「プラス、日本の税制を見ると、先進国で最も再分配機能が弱いんです、税制で」と指摘し、「それを強くするために所得税の累進を強化する。つまりお金に余裕のある方にもう少しご負担いただいたり、年収1億円を超えると所得税が安くなるという珍現象が日本で起こっていますので、金融所得課税についてももう少し強化をするということがまず前提にないといけないと思います。単品で議論するのではなくてトータルで税制をどうするのかということを議論していただきたいと思います」と自身の考えを述べた。