立憲民主党の小川淳也衆院議員(51)が20日、ABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月〜金曜後9・00)に生出演し、安倍晋三元首相の国葬をめぐり私見を語った。
小川氏は国葬を欠席する意向を表明しており、「法的にも問題があり、予算の問題もある。それから(安倍元首相の)政権の評価が分かれる」と理由をあらためて説明した。その上で「ここへきて行き着いているのは、これだけ国論を二分すること自体が罪で、人の弔いで」と、国民の世論が真っ二つに分かれていることに懸念を示した。
小川氏は、67年に執り行われた吉田茂元首相の国葬で、半旗の掲揚や学校の半休などで弔意を示したことを説明。一方で、今回については「国葬だ国葬だと看板だけかけて、全然国葬の雰囲気はないわけですよ。一体何を取ったんだと。何のための国葬だと。国論を二分して終わりじゃないか」と憤りを口にした。
安倍元首相を弔う気持ちはもちろんあり、「私も増上寺で行われた通夜には行っているわけです。弔う気持ちはみんな同じなんです。立場の濃淡があるにせよ」と強調した。それでも「今回は国葬儀なんです。国家的行事なんです」とし、「特に我々は、賛否を表明する責任があるし、参加する、しないは理由を付けて、きちんと表明する責任があるからやっているわけで、私的に弔う気持ちはみんな一緒なんです」と、有権者への説明の義務もあるとした。