福山雅治 デビュー35年初挑戦の仕事で“イチから撮り直し” 「壊されて再構築していく」

 歌手で俳優の福山雅治(54)が、21日放送のTBS「日曜日の初耳学」(日曜後10・00)にVTR出演。デビューから35年で初めて挑戦した仕事について明かした。

 福山はディズニー創立100周年記念作品のアニメーション映画「ウィッシュ」(12月15日公開)の日本版で、「ディズニー史上、最恐の悪役」とされるマグニフィコ王の声を担当。劇中で歌声も披露している。

 福山は声優の仕事について「1回ガーっと力いっぱいやって、もう1回頭に戻って検聴して、もう1回全部やり直し」と堂々と語った。最後まで収録した声を全て捨て、イチから撮り直したという。

 続けて「何も知らないから何かを得た時に経験と成長が伴う。(僕が)初めてギターを手にしたのが13歳。そして上京したのが18歳。デビューするのが21歳。しばらくは全然売れなかった。そこで葛藤や格闘があって、ヒットチャートに入ったのが92年(23歳)。10年間でいろんなことがあったが、真っ白な状態から得ていった」と自身の生い立ちを振り返った。

 さらに「壊れたところから再生する時に新しい表現が生まれるのは間違いないと思っている。壊されて再構築していく。それをずっと続けなきゃいけないと今でも思う」と50歳を超えてもなお挑戦し続ける考えを語った。

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