講談師の神田伯山が22日放送のTBSラジオ「問わず語りの神田伯山」に出演。NHKの正月特番のオファーが途切れたことを嘆いた。
伯山は番組冒頭からいきなり「NHKの正月演芸番組『東西笑いの殿堂』のオファーが途絶えました! たしか3年ぐらい出ていたんですが。今年の正月に出演したとき何かやらかしたんでしょうか?」とぼやき節。
NHK「新春生放送!東西笑いの殿堂」とは、爆笑問題や中川家が出演するネタ番組で、漫才師だけでなく落語家や講談師も登場する。1994年から続く人気番組で、伯山も2021年から3年連続で出演。毎年1月3日に生放送されるが、いまだにオファーがないという。
伯山は「冷静に考えてさ、今年の正月、『東西笑いの殿堂』でなんかしたかな?と思って。たしか、(番組直前に)富裕層かなんか(を相手に)毎年ホテルでやる。それでめっちゃくちゃ受けて、で、『東西笑いの殿堂』のお客様がコロナ対策かなんかで10人ぐらいしかいないんだよ。そこの『リアクションが薄かったなあ』みたいなことはたしかに思った。でも、あんまりそういうの言うの野暮だから言ってない気がするんだよね」と思いを巡らせた。
その確証を得るために、ここで同ラジオの今年1発目の音源を再生することに。すると、「東西笑いの殿堂」の客に対して「この貧民たちがー! 俺は富裕層を相手にやってんだ! この心まで貧しい…ふざけやがってと思って」と罵倒する内容があっさり見つかってしまった。
伯山は「これ降板だね…」と観念したようにつぶやくと「これ相当NHKに苦情の電話とか行ってんじゃない? 大体、『東西笑いの殿堂』見るやつなんてジジイ、ババアしかいなんだから。しまったなこれ。やってしまった。NHKは上層部が聞いてるから。前もNHKのアニメかなんか降板させられたろ?」としょんぼり。今年、テレ朝のWBC中継のナレーションを降板させられた事件も蒸し返し、荒れに荒れていた。