歌手の研ナオコ(70)が1日、大阪市北区のシネ・リーブル梅田で開幕した「大阪アジアン映画祭」で上映された映画「うぉっしゅ」(岡﨑育之介監督)の舞台あいさつに登壇した。
認知症の祖母を1週間だけ介護することになった風俗嬢が、祖母のこれまでの人生を知り、自分自身を見つめ始めるヒューマンドラマ。8年ぶりの映画主演となる研は祖母役を演じた。
岡﨑監督のオファーに「すぐOKしました。認知症は人ごとではない。暗く重い話になりがちな題材だけど、明るく作ってくれたのがいいな」と研。
出演依頼時に研から「妥協するなら出ません。大御所だからと気を使わず、しっかり何テイクでも重ねるなら出ます」と言われたと明かす岡﨑監督は「(撮影中の)空き時間に研さんから『監督は彼女いないの? よかったらうちの娘と結婚しない?』と声をかけられた。ひょっとしたら本当の意味で(研の事務所の)ケンズファミリーになるかもしれません」とエピソードを披露した。
「大阪アジアン映画祭」は24の国と地域から集まった全63作品を10日まで上映。